シーズン3 第10話 「裏切り者に死を」
結局SONAに戻されたマイケルには、脱獄を試みるしか道は残されていなかった。しかも、自分が不在の間に計画に気づかれたため、仕方なくティーバッグも仲間に加えたとウィスラーから聞かされる。ティーバッグを見張りに立たせ、ルチェロの部屋にある隠し倉庫からさらに奥のトンネルに降りるマイケルたち。地上に出るための縦穴を掘らなければならないが、今にも落盤しそうな状態だった。作業に必要なものを教えられたルチェロは部屋に戻り、ティーバッグに金を渡して調達に向かわせる。だがその直後、銃を持ったサミーと手下たちによってルチェロは部屋から追い出され、ボスの座を奪われてしまう…。
このままではサミーにマイケルたちが見つかってしまうと焦るルチェロ。するとティーバッグは何か考えがあると言う。昨日の決闘に勝利して調子に乗っているベリックに近づいたティーバッグは、脱獄計画があることを教え、サミーを殺せば仲間に入れてやるとそそのかす。勢いに任せてサミーに決闘を申し込んだベリックは、また昨日のように裏技を使えば楽勝だと考えていたのだが…。
ルチェロが戻ってこないため作業を進められないマイケルたち。地上でそんな大騒ぎが起こっているとも知らず、ルチェロの部屋に戻ったところをサミーの手下たちに見られてしまう。マイケルとマホーンはトンネルに逃げ込むが、ウィスラーは逃げ遅れて捕らえられる。トンネルへのドアには電子ロックがかかっており、コードを入力しないと開けられない。ウィスラーがコードを知らないと分かると、今度はルチェロを捕らえて聞き出そうとするサミー。サミーが銃で二人を脅しているのをドア越しに聞いたマイケルは、マホーンの制止を振り切ってドアを開けてしまい、サミーたちにも脱獄計画を知られてしまうのだが…。
一方、リンカーンから手渡された爆弾をスーザンの車に仕掛けたスクレ。リンカーンを裏切りってスパイしているという芝居が上手く行っていると思っていたスクレだが、もし変なマネをするとマリクルースに危害を加えるとスーザンから釘を刺されてしまい…。
ウィスラーのことはまだ愛しているものの、不信感が募っていたソフィア。そんな時、リンカーンからちょっとしたプレゼントを貰い、その心が微妙に揺れる。自宅に戻ったソフィアは、何かを決意したかのようにクローゼットを漁ってウィスラーの服を捨て始める。やがて見慣れぬバッグを見つけ、それを開けてみると…。
脱獄チームの人数がどんどん増えてゆく。マイケル、ウィスラー、マホーン、ルチェロ、ティーバッグ、そしてベリック。マグレディも仲間に入れてくれって頼んでくるし。あと、ソフィアが急にリンカーンに…何これ？
