Lost #4.12 – There’s No Place Like Home, Part 1

LOST シーズン4 第12話「オーシャニック6」

近づいてくるヘリに喜ぶジャックたちだが、着陸せずそのまま頭上を通り過ぎてしまった。しかしその時、ヘリから衛星電話機が投下される。電話機のナビを使い、ヘリの後を追えということなのか? 電話機のモニターモードでヘリ内の会話を聞いてみても、ジャックたちの知らない男たちの声が聞こえるだけ。やはりヘリの後を追ってみると言い、ジャックとケイトはジャングルの中に入って行く。一方、その声がキーミーたちのもので、ヘリがオーキッド・ステーションを目指していることを知ったファラデイは、すぐ島から出なければ危険だとシャーロットに打ち明けていた…。

ジャングルを進んでいたジャックとケイトは、アーロンを抱いたソーヤーとマイルズと遭遇。クレアが失踪したと聞かされたジャックは、ケイトにアーロンを預け、マイルズと共にキャンプに戻るよう指示。一人で先に進もうとするジャックを案じ、ソーヤーも仕方なく同行する。やがてジャックたちは着陸しているヘリを発見。近づいてみると、その中には手錠をはめられたフランクが閉じ込められていた。

貨物船からボートでキャンプに戻って来たサイードは、ヘリに乗っている連中が皆を殺そうとしていると警告。そうとは知らず、ジャックとケイトがその後を追っていると聞かされ、救出に向かおうとしたところ、ちょうどそこにケイトが戻って来た。サンにアーロンを預けたケイトは、サイードと共に再びジャングルに入るが、リチャード率いるアザーズに囲まれ、二人とも囚われの身となってしまう。

ロックとハーリーを連れて目的地に着いたベンだが、そこにはすでにキーミーたちがいた。見た目は植物園だが、その地下にオーキッド・ステーションがあると言い、ベンはそこへの入り方をロックに教える。そして自分には考えがあると言い、ベンは一人でキーミーたちの方へと向かって行くのだった。

サイードが乗って来たボートを使い、生存者たちを数名ずつ貨物船までピストン輸送することになったファラデイ。第一陣としてサン、ジン、アーロンたちを無事に貨物船に送り届けると、またキャンプへと引き返して行く。一方、そこで再会したサンに責められたマイケルは、罪滅ぼしのため救助に来たと釈明する。

マイケルがエンジンを修理したおかげで、貨物船は動けるようになった。島に向かおうとするデズモンドだが、妨害電波のようなもののせいでレーダーが使えない。その原因を探っていたデズモンドだったが…。

▽フラッシュフォワード(未来)▽

アメリカ沿岸警備隊の輸送機に乗せられているジャック、ケイト、ハーリー、サン、サイード、アーロンの6名。同乗しているオーシャニック航空の担当者デッカーから諸注意を受けたのち、奇跡の生還者「オーシャニック6」を乗せた機はハワイのホノルルに到着した。ジャックは母親に、サンとハーリーはそれぞれの両親に出迎えを受けるが、サイードとケイトを待っている者はいなかった。

記者会見が行われ、デッカーが「オーシャニック6」生還までの軌跡を説明。記者からの質問を受けたジャックたちは “作り話” に話を合わせて答えるが、島でアーロンを生んだことになっているケイトは、妊娠期間の疑問を突かれ、うまく答えられず…。記者会見の後、サイードは密かに訪ねて来たナディアとついに再会を果たす。

何者かに自社株を買い占められ、その対応に追われるサンの父ペク。父のオフィスを訪ねたサンは、夫ジンの死に責任のある二人の男に復讐すると話す。サンはそのうちの一人がペクだと言い、自分がオーシャニック航空からの補償金で株を買い占めたと明かすのだった。

ハーリーの誕生日パーティーには、アーロンを抱いたケイト、ナディアを連れたサイードも出席していた。プレゼントだと言って父から見せられたのは、かつて父の愛車だった例のカマロ。815便墜落でハーリーが亡くなったと思い、二人の思い出の車を自分で修理したのだと父は言う。それを聞き、喜んでカマロに乗り込むハーリーだったが…。

その遺体無きまま、亡父クリスチャンの葬儀を行うことになったジャック。参列者を見送った後、ケイトと話していたジャックに、ある女性が声をかけ、クリスチャンのことで話があると言うのだが…。

* * * * *

ベンたちがオーキッド・ステーションに着くまでを端折って書いてしまいました。その途中で鏡の反射を使って、ベンが仲間と連絡を取るシーンとかあったんですけど。ステーションとは違う、どこか高い崖の上にいる人と交信してましたが、あれはリチャードたちじゃないですし、あんな崖の上に常駐している仲間がいるんでしょうか?

デッカーによる解説では、815便はやはり(偽の)残骸が見つかった海域に墜落。沈む前に脱出できた8名は近くのメンバータと呼ばれる無人島に漂着。103日後、タイフーンにより漁船がメンバータに打ち上げられ、それにあった救命艇で、まだ生存していた6名がスンバ島に自力で到達したところを発見されたとのこと。で、スンバ島ってのは本当にあるみたいですが(Wikipedia)、メンバータ島は実際には無いみたい。メンバータ(membata)を調べると、こんなの が出てきましたが、ちょっと違うか?。

そのデッカーを演じているのはミシェル・フォーブス。『バトルスター・ギャラクティカ』ではペガサス艦長のケイン提督を演じてました。

ハーリーがカマロに乗って発見したのは、メーターの数値が “呪われた数字” だったこと。4, 8, 15, 16, 23, 42 の6つが全部揃ったのは久しぶり。その前にハーリーが買って来たのは、かつて自分がバイトしたり、オーナーになったけど隕石で破壊された、あの店のフライド・チキンでした。そう言えば、ハーリーの自宅の中で、島のジャングルで聞こえる囁き声みたいなのも聞こえてたな。

来週はお休みで、再来週に2時間枠のシーズン・フィナーレが放送されます。

【追記】シーズン・フィナーレ直前に行われたこのエピソードの再放送では、オーシャニック6の記者会見のシーンが長くなっており、ブーン、リビー、チャーリーの3名が墜落後も生きていたが、救出されるまでの間に亡くなったとジャックがウソの発表をしていました。

※ ここからは上でわざと書かなかったネタバレなので、嫌な方は読まないようにしてください。

デズモンドが発見したのは船内に仕掛けられた大量の爆薬でした。それを見たジンはサンに韓国語で何か呟きます。何言ってるのかは分からないけど、「アーロンを連れて船から逃げろ」ってことなんでしょう。このまま貨物船が爆発して、やはりサンとアーロンだけが助かるのか?

葬儀のあとジャックに話しかけたのはクレアの母でした。自分とクリスチャンの関係、そしてクレアという妹がいて、偶然815便に乗っていたと話しましたが、クレアは墜落時に死んだことになっているため、ジャックは驚きながらも何も言うことが出来ず。そしてアーロンを見たクレアの母は、実はそれが自分の孫とは知らずに去って行く(泣

▼LOSTも配信中!▼