プリズン・ブレイク #4.13 – Deal or No Deal

シーズン4 第13話「裏切りの報酬」

アジトで祝杯を挙げていたマイケルたちだが、ふと何かがおかしいと気づく。まさかとは思いながらも、ドンから渡された封筒を開けてみると、書類はすべて白紙であった。一方、"スキュラ"を受け取ったドンは、本部へは戻らず、密かにトリシャンと合流。しかし、そこでトリシャンを撃ち殺すと、逮捕されて車に乗せられたままのティーバッグに近づいてゆく。自分も消されるのかと恐れおののくティーバッグ。だが、トリシャンが殺してしまったシンに代わる"スキュラ"のバイヤーを見つけるために、ドンにはティーバッグの協力が必要だった…。

ドンの上司ハーブに連絡を取ってみるマイケルだが、すでに自分たちが追われる身となっていることを知る。ドンが先手を打ってトリシャンと自分の死を偽装し、その罪をマイケルたちに擦り付けていたのだ。モーテルの一室に隠れたマイケルたちは、TVニュースでグレッチェンがゲート社で騒ぎを起こし、逃亡中だと知る。グレッチェンに連絡を取り、ドンの裏切りを伝えると、共通の敵を捕らえるために協力し合うこととなった。しかし、その直後、グレッチェンにドンから連絡が入り、妹リタと実の娘エミリーが人質に取られたことを知る。

"スキュラ"奪還のため、緊急会議を召集するクランツ将軍。そこで、カードホルダーの一人スクデリ(#4.07 参照)に、部下たちの前で失態を責められたクランツは、容赦なくスクデリを射殺し、自分の力を誇示する。しかし、それを見ていたリサは、父クランツの行動に動揺を隠せなかった。

グレッチェンとの合流地点に着いたマイケルたちは、裏切られたことを察知。その場から逃げ出すマイケルたちだが、リンカーンだけがハーブたちに捕らえられてしまう。アジトに連れ戻されたリンカーンの前に現れたのは、今回の"スキュラ"強奪作戦を支持していたダロウ上院議員だった。ハーブとダロウから尋問を受けたリンカーンは、裏切ったのはドンの方だと主張。聞く耳を持たないハーブたちだったが、やがてリンカーンの言い分にも一理あると思い始める。リンカーンたちが一番望んでいた「自由」は、"スキュラ"を強奪したことで、すでに手に入れている。ドンやトリシャンを殺して"スキュラ"を奪う必要など無いのでは?

信じていた部下の身辺を洗い直したハーブは、ドンが偽名を用意していたこと、その偽名の海外銀行口座を持ち、逃亡用の飛行機チケットを予約していることを知る。疑ったことを謝罪されたリンカーンは、"スキュラ"を奪ったことで取引は成立したと言い、解放を要求。だが、ハーブたちは新たな条件を提示する。ドンを捕らえ、その罪を証言するまでは自由を与えないと。リンカーンから連絡を受けたマイケルは、仕方なく新たな取引を承諾。しかし、また裏切られる危険を避けるため、サラ、スクレ、マホーンに逃亡するよう指示し、一人でハーブたちの待つアジトへと向かう。

マイケルと取引の条件を詰めていたハーブとダロウだったが、その裏では自分たちの保身を考え始めていた。今回の件が明らかになれば、自分たちの失脚は免れない。幸いにも、"スキュラ"強奪は極秘作戦のため、それを知っているのはもう自分たちしかいない。それならば、こんな作戦など初めから無かったことにすれば良いのではないかと。そのためには、余計な証人はもう必要はなかった。サラたちを呼び戻せと指示されたマイケルは、ハーブたちの真意を悟る。ハーブは指示を拒んだマイケルに銃口を向けた…。

ドンから新たなバイヤーを見つけろと脅されたグレッチェンは、ヴァイカンという男について話す。人質のリタとエミリーを見張っておくようティーバッグに命じると、グレッチェンに案内され密会に望んだドンは、"スキュラ"をヴァイカンに手渡すのだが…。

2 件のコメント

  • ヤバいですね..
    めでたしめでたしで終わると思っていたのが終盤にきてまた騒動になっていたり?
    最後はどんな展開になってしまうんでしょー??
    楽しみです!!

  • しょうさん、ありがとうございます。
    急展開は面白いのですが、ドンが裏切った動機に、いまいち説得力が無いような。奥さんや子供がどうのこうのって話はなんだったのか? たぶん、途中でドンのキャラ設定を急に変えちゃったんでしょうね。