LOST シーズン5 第4話「リトル・プリンス」
［現在］サンにアーロンを預け、弁護士のダンを訪ねるケイト。一体、誰が親子関係の秘密に気づいたのか？ 依頼人が誰かを教えれば、親子鑑定に応じるとダンに取り引きを持ちかけるケイトだが…。一方、サンの元に小包が届けられる。待ちきれなかったように急いで封を開けると、その内容は行動を共にしているジャックとベンが写った写真と報告書の数々。そして一緒に入っていた菓子折りの底には、一丁の拳銃が隠されていた…。
サイードを残して治療室を出たジャックに、ハーリーから電話がかかる。逮捕され、刑務所からかけているとのことだったが、なぜか嬉しそうなハーリーに戸惑うジャック。そして、今度はサイードは無事かとベンが病院に現れた。その頃、治療室に入って来た看護士が怪しいと勘付いたサイード。やはり看護士は刺客でサイードを襲ってきた。反撃して看護士を倒したところに、ベンを連れてジャックが戻って来る。看護士のポケットにあったメモを見たジャックは、それに書かれた住所がケイトの自宅だと気づく。
ジャックから慌てて電話がかかってきた時、ケイトはダンのオフィスの前で張り込んでいるところだった。どうしても会う必要があると言われ、仕方なく居場所を教えると、しばらくしてジャックがやって来た。何者かがアーロンの秘密に気づいたらしいと聞かされたジャックは、ケイトと共にダンを尾行。すると、ダンが向かったモーテルの一室にいたのは、クレアの母キャロルだった。ジャックたちのウソがバレているのか？ キャロルはアーロンが実は自分の孫だと気づいたのか？ ジャックは真実を話すべきだと言い、ケイトの反対を押し切ってキャロルを訪ねてみるのだが…。
その夜、ベンとサイードとの待ち合せ場所にケイトを連れて行くジャック。何も知らされていなかったケイトは、なぜベンがいるのかと驚く。ベンは今や我々の味方だとジャックは説明するが、当然ながらケイトはそれを信用するはずはなかった。そんなジャックたちの"同窓会"を、少し離れた場所から見ていたのは…。
［島では］鼻血を噴き出して倒れてしまったシャーロットを介抱するファラデーたち。ようやくシャーロットが意識を取り戻すと、ロックは「オーキッド」ステーションに向かうべきだと主張。時空のジャンプは、ベンが「オーキッド」でした何かが原因に違いないと。そして、「オーキッド」へ行くには、ファラデーが使っていた救命ボートで行くのが早いと、浜辺のキャンプに一旦戻ることになる。夜のジャングルを進むうち、少し離れたところで、地上から天に向かって一筋の光が伸びているのを発見するソーヤー。それが何かが気になるソーヤーたちだが、その光景に見覚えのあるロックは、光に近づかせないよう皆を先に急がせる。だが、しばらくすると、今度は女性の悲鳴が聞こえて来た。様子を探りに、一人で先に進んだソーヤーが見た光景とは…。
ジャンプが起こり、気づくと昼間になっていた。ようやく浜辺に着くと、キャンプは残っていたが、バーナードやローズたちの姿は無い。そして、よく見るとテントなどは古びており、食料品は食い尽くされたあとだった。さらに、救命ボートが無い代わりに、見たことのないカヌーがそこにあり、中にはアジラ航空という会社のロゴマーク入りのペットボトルが残されている。とりあえず全員でカヌーに乗り、「オーキッド」を目指して漕ぎ出したところ、同じようなカヌーに乗って後を追ってきた男たちに銃撃される。いつ弾丸が当たってもおかしくない危険な状況だったが、その時またしてもジャンプが…。
追ってきたカヌーは消え、ロックたちは無事に対岸の浜辺に到着。だがそこには、船からの漂着物らしき残骸が散乱していた。その頃、島の沖では、救命ボートで漂流中のフランス人たちが海に浮いている男を発見。助けられた男は、片言の英語でジンと名乗った。一方、ジンは自分を介抱してくれた女性の名を聞くと、戸惑いを隠せなかった…。
分かりにくいかも知れないので、ロックと行動を共にしている人を書きますと、ソーヤー、ジュリエット、ファラデー、シャーロット、マイルズで全6名。上にも書きました通り、バーナード&ローズ夫妻や名も無き生存者たち、ビンセント（犬）は行方不明。今回の島の時間は、最初はシーズン1の20話「約束」の頃（ロックが皆を近づけさせなかった光、ソーヤーがジャングルで見た光景のヒントです）、次は815便墜落から数年後？ぐらい、最後は815便墜落の16年前で合ってるのかな？
アジラ航空ってのは、シーズン5開始前のプロモーションビデオにチラッと写っていた架空の航空会社です。今後、またストーリーに絡んでくるんでしょう。
ジンを助けた女性の正体は、皆さんご存知のあの女性なワケですが…16年でこうも変わるんか？ あんな野人みたいだった人が、若い頃は可愛かったんですね。
あと、シャーロットに続き、マイルズやジュリエットも鼻血が出始めました。
