The 4400 #2.06 – As Fate Would Have It

4400 未知からの生還者2 第6話「予告された死」

4400センターでイザベルをあやしているジョーダン。リチャードとリリーは、イザベルがジョーダンになついているのを見て当惑する。その頃、ダイアナの家ではマイアが「あの人が殺される」と騒ぎ出す。誰のことか尋ねると、マイアはテーブルの上の本を指差した。それはジョーダンの自伝だった…。

マイアは予知能力が無くなったと報告していたダイアナ。ウソをついていたのでは無く、自分もそう思っていたからだ。だが、予知を綴った日記を見てしまった時、それが間違いだと気づいた。でも、それを報告する訳にはいかなかった。なぜなら、そこには「ママのボスは裏切ったために罰せられる」とも書かれていたからだ。しかし、今回の予知は隠しておく事は出来ないと覚悟する。

ジャーヴィスは、今までウソの報告をしていたのかとダイアナを責める。自分も最近まで知らなかったと釈明し、秘密の日記の存在を明らかにしたダイアナ。しかし、それ以上ジャーヴィスに突っ込まれないよう、すぐにトムと4400センターに向かう。

事情を説明し、保護すると申し出るトムとダイアナだが、ジョーダンはそれを断る。マイアの予知は外れた事が無いと説得するダイアナ。だが、今回の予知は、その日時までは分からなかった。ジョーダンは1週間後か1年後かも分からないのに、その間ずっと逃げ隠れしている訳にはいかないと言う。そして、数日後には大規模な集会を予定しているのだと。

リヴが病気のホームレスたちを連れてショーンを訪ねて来た。そんなに大勢を治すことは出来ないと断ると、リヴは怒って帰ってしまう。だが、しばらくして一人で戻って来たリヴは、ドラッグをやってハイになっていた。世界中の人々を救うことは出来ないが、君を救うことは出来ると言い、ショーンはリヴに4400センターで暮らすよう提案する。

ジョーダンに騙されたと訴えているクィンランという男のブログを発見したトム。調べてみるとクィンランは最近銃を買っていた。ダイアナと事情を聞きに行くと、クィンランは生還者ではないが、4400センターで修行をしていたと言う。修行を積みステージが上がると、その証しにキーが貰える。そして最終段階を超え第7のキーを貰えると、一般人でも超能力が開花するという話らしい。だが一般人は、莫大な金を払わなければ次のステージに上がる事は出来ない。その途中で金が尽きたクィンランは、4400センターから追い出されてしまい、怒っているのだった。

4400センターにリリーを訪ねて来たハイジ。両親の会話を盗み聞きして、実の母リリーの存在を知ったのだと言う。喜んだリリーは、リチャードとイザベルを娘に紹介する。だがハイジが近づこうとすると、イザベルは大声で泣き出してしまった。また今度、妹を抱かせてと言い、ハイジはセンターをあとにした。

ダニーとロック・コンサートに出かけたカイルは、また記憶が飛んでしまう。会場にいたはずなのに、どこかで何かを土から掘り返そうとしていた。そして次の瞬間には、ウェンディーのアパートの前で倒れていたのだ。それに気づいたウェンディーは、カイルをストーカーを見るような目で見てしまう。また記憶が飛んでしまったんだと説明するカイルだが、ウェンディーは私ではあなたの力になれないと言い放つのだった。

周りには強がって見せてはいるものの、やはり不安なジョーダンは、未来を見せて欲しいとイザベルに語りかけていた。あの時 (#1.06 参照)、イザベルに見せられた事に従って行動して来たのに、志半ばで殺されるかも知れない。本当の未来を見せて欲しいと。イザベルが見せたヴィジョンは、ジョーダンがその使命を成し遂げる明るい未来だった。やっと安心したジョーダンは、集会の準備を進める。

ドラヴィット(#2.03 参照)に雇われた殺し屋が潜伏しているという情報を掴んだトムとダイアナ。急いで4400センターに向かうが、リハーサル中のジョーダンの背後には、殺し屋が迫っていた…。

間一髪でジョーダンを救ったトムは、まだ油断してはいけないと忠告するが、ジョーダンはこれで未来が変わったのだろうと言う。

そして集会が始まった。壇上に立ったジョーダンに近づこうとする男を見つけたトム。それはクィンランだった。ダイアナと二人でクィンランを外に連れ出そうとするトム。その瞬間、ガラスの割れる音と悲鳴が聞こえた。ジョーダンが胸を撃たれ倒れるのが見えた。ダイアナが向かいのビルの屋上にライフルを構えた人影を発見する。トムはその人影を追うが、あと一歩のところで逃げられてしまう。

血塗れの胸に手を当て、必死に治そうとするショーン。だが、ジョーダンは「彼女はウソをついた…」と言い残し息絶えてしまう…。

ジョーダンの葬儀の直前、元夫ブライアンに呼び出されたリリー。ハイジに会った事を怒っているのかと思ったが、そうでは無かった。実はハイジのすい臓が破裂し緊急入院したと言うのだ。医者にも理由が分からないらしいと聞かされたリリーは、それがイザベルの仕業ではないかと疑い始める。

葬儀が終わり皆がいなくなったあと、ジョーダンについて話し合っていたトムとショーン。そこにジョーダンの遺体が消えたという秘書の叫び声が聞こえる。棺を置いた部屋に入ると、確かに遺体が無くなっていた。だが出入り口は一つしかなく、そのドアの前で二人は話していたのだ。遺体は一体どこに消えてしまったというのか?

ダイアナ宛てに、マイアの日記を提出せよとの令状が届いた。ダイアナは思い悩んだ末、それを破り捨ててしまう。

暗闇の中、何者かがライフルを解体し海に投げ捨てる。何事も無かったかのように、その場を立ち去るその男はカイルであった…。

* * * * *

シーズン2については、日本でいつ放送するか、いつDVDが出るかなど分からないので、なるべくネタバレしないよう、核心には触れないよう書いてきたつもりです。ですが、今回のエピソードは重要だし、今回もしネタバレしなくても、次回以降の紹介でどうせネタバレしてしまう…と言うかネタバレしないと書けないので、今回は最後まで書きました。

3 件のコメント

  • The 4400 #6 予告された死

    4400が収容所を出て以来の最大のイベント“再会の集い”が4400センターで行われようとしていた。こんな時、マイアはイベントの主催者であるジョーダン・コリアが殺されるという予知をする。

  • 「4400」なかなか面白いつくりですね。
    ここで一旦まとめがあって、ここから新たに物語が展開していくかのようです。
    コリアの遺体が無くなっていたのにはビックリ。昇天してしまったのかしら。
    リリーはイザベラを最後にみつめていたけど何を思っていたのでしょう。

  • モリーさん、ありがとうございます。
    そうそう、このエピソードは盛り上がるところでしたよね。
    ジョーダンの遺体が消えたのは、それがジョーダンの能力なのか? またまた未来人の仕業なのか?ってのも謎ですし。
    それと、前にも書いたかも知れませんが、 Jordan Collier のイニシャルが、Jesus Christ と同じなのも関係あるかも…。
    リリーはこのとき初めて、娘の本性にチラっと気づいたのかも知れません。