プリズン・ブレイク #3.07 – Vamonos

シーズン3 第7話 「オオカミ少年」

SONA名物の決闘をウィスラーに申し込んだマイケル。それを承認したルチェロは、15分後に決闘開始だと宣言した。突然の展開に驚き、マイケルの行動が理解できないウィスラー。しかし、これはマイケルが仕組んだ芝居だった。決闘と聞き興奮した囚人たちは全員すでに中庭に集まり、どちらが勝つかと賭けをして大騒ぎしている。マイケルは最初からこの騒ぎを起こし、その陰で密かに脱獄するつもりだったのだ…。

リンカーンの計画が成功したらしく、監視塔の警備兵は意識を失っている。そして、もう一つの監視塔は…太陽の光が屋根に反射し、警備兵の視線を遮り始めた。毎日この時間にそうなることを知っていたマイケルは、今がチャンスだと窓の鉄格子を外し、縄ばしごを垂らした。まんまと窓の外に出たマイケルとウィスラーだったが、運悪く厚い雲が太陽を隠す。これではフェンスにたどり着くまでに発見されてしまう。仕方なくまた中に戻った二人は、探しに来たサミーたちに捕まり、本当に決闘させられるはめに…。

脱獄後の準備をするため、リンカーンは一人でクーラーボックスを掘り出しに海岸に向かう。だが、あえて計画をすべて話していなかったため、ソフィアはリンカーンの行動を誤解していた。息子LJと引き換えにするため、ウィスラーを “ザ・カンパニー” に素直に引き渡すつもりだろうと。そして、思い通りにはさせないと言い、隠し持っていた銃をリンカーンに向ける。

殴り合っていたマイケルとウィスラーは、もう充分だろうという目で周りの囚人たちを見る。だが、決闘はどちらかが死ぬまで終わらない。それがSONAのルールだった。やがてマイケルが膝をついて倒れ、ウィスラーは止めを刺すため、石を握った拳を振り上げる…。

だがその時、SONAに警報が響き渡った。窓から垂れ下がった縄ばしごに警備兵が気づいたのだ。なだれ込んで来た警備兵たちに囲まれる囚人たち。縄ばしごのかかった窓があるのがルチェロの手下の部屋だと知った警備隊長は、有無を言わせずその男を射殺した。そして、もう今までのような便宜は図らないとルチェロに言い放って去って行く。自分が権力を失いつつあるのを、囚人たちの前で晒されてしまったルチェロ。

SONAの警報は海岸にいるリンカーンたち、そして取引場所に待機しているスーザンたちにも聞こえていた。脱獄が失敗したのを直感したリンカーンだが、スーザンから状況を聞かれると、計画は成功し、ウィスラーを連れてそちらに向かっている途中だとウソをついた。しかし、SONAを監視していた仲間からの連絡で計画の失敗を知ったスーザンは、LJを連れてアジトに引き返そうとする。隠れてスーザンを見張っていたスクレは車を追突させて足止めには成功するが、自分は意識を失ってしまう。そこに追いついたリンカーンはスーザンを捕らえるが、仲間にLJを人質に取られ、結局はもう一度チャンスをくれとスーザンに頼み込むしかなかった。

一方、SONAから釈放されホテルに案内されていたマホーン。身なりを整え待機しているものの、いつまで経っても聴聞会は開かれない。内務調査官サリンズによる何かのワナではないかと疑い始めるマホーンだが…。

自分の手下が脱獄など計画するはずが無い。ルチェロはそれが誰の仕業かを見抜いていた。マイケルを連行させたルチェロは、自ら “尋問” すると言って手下を下がらせる。頑として脱獄計画を認めようとしない態度にキレたルチェロは、ついにナイフをマイケルの首筋に押し当てた…。

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またベリックのことが抜けちゃいました。前回も書きましたが、やはりいい人になって欲しいなぁ。サラが殺されたことを知り、マイケルを励ますベリック。自分自身も落ち込んでましたが、もともとサラにフォックスリバー刑務所での仕事を紹介したのはベリックでしたもんね。下心があって誘ったのは見え見えでしたが、あの時 自分が紹介しなければこんなことにはならなかったと後悔してるんでしょう。マイケルよ、脱獄するときはベリックも一緒に連れて行ってやってくれー。