シーズン3 第8話 「強行突破」
脱獄計画の失敗を聞き、直々にパナマへと乗り込んで来た “将軍” から失態を責められるスーザン。自分の立場が危うくなったスーザンは、もはや強行手段に出るしかないことを知る。ウィスラーに面会したスーザンは、今日の午後5時に脱獄させると伝えると、用済みのマイケルを始末しておくよう指示を出す…。
ソフィアに見ず知らずの男から電話がかかる。話を聞いてみると、男はとあるアパートの管理人で、ウィスラーが借りている部屋の水道管修理の件についてのことだった。ウィスラーが別宅を持っていることを初めて知り、その部屋を訪ねてみたソフィアは、ウィスラーの別名のパスポートを発見。しかし、そこにソフィアの電話を盗聴していた仲間から知らせを受けたスーザンが現れる。スーザンに脅され、パスポートも取り上げられたソフィアは仕方なく部屋を出るしかなかった。
ホテルの部屋に缶詰にされているうち、クスリが切れて禁断症状が出始めたマホーン。それに気づいたラング捜査官は、かつては尊敬し、そして密かに愛していた上司のためにクスリを手に入れて来ると約束する。だが、ラングが戻る前にサリンズ内務調査官が現れ、マホーンは聴聞会に連れ出されてしまう…。
自分も仲間に入れることを条件に、ルチェロから脱獄計画の手助けを受けることになったマイケル。早速、ルチェロの部屋の隠しドアから続く倉庫に案内されるマイケルとウィスラー。その奥のトンネルは外に通じているらしいのだが、岩で塞がれて通れなくなっている。これをどうするかとマイケルとルチェロが話し合っている間、ウィスラーは一人落ち着かない様子。ルチェロがいるためマイケルも殺せず、脱獄の時間も迫っていた。態度がおかしいのに気づき、問い詰めたマイケルは、ウィスラーが何らかの方法で一人で脱獄しようとしていると知る。リンカーンに連絡を取るため、ルチェロにケータイを貸りようとするが断られてしまったマイケルは、ちょうど父親との面会に向かうマグレディに、父親にリンカーンへの伝言を頼んで欲しいと言うのだが…。
ウィスラーに面会したソフィアは、どこかのアパートの管理人からあなた宛てに電話があったと鎌をかける。実際に部屋を確かめに行ったとは知らず、間違い電話だろうと誤魔化したウィスラーに不信感を募らせるソフィア。そして、ウィスラーはあとで必ず電話をかけるから家で待てと言う。だが、一体どこからどうやって電話をかけると言うのか、そして本当にこのままウィスラーを信じていいのかと悩むソフィア。
LJの奪還に失敗した際、スーザンの車に死体袋が3つ用意されていたのに気づいていたリンカーン。あれは自分とLJ、そしてマイケルの分に違いない…用が済めば自分たちは殺される運命なのだと。リンカーンはスクレと共に山小屋を借りて何かの準備を進める。やがてリンカーンとスクレがホテルに戻るとソフィアが待っており、ウィスラーの偽造パスポートや怪しい女に脅されたことを聞かされる。そのリンカーンたちの様子を窺っていた仲間から連絡を受けたスーザンは、ただちに3人を始末するよう命令した…。
“カンパニー” は自力でウィスラーだけを脱獄させようとしている。マイケルがようやくそれに気づいた時、すでにSONAの上空にヘリコプターが現れていた。ウィスラーが屋上に出たのを知り、そのあとを追うマイケル。警備兵から銃撃を受けながらも、無理やり屋上に近づいたヘリからロープが垂らされた。ウィスラーがそれに掴まると、ヘリはゆっくりと上昇を始める。その瞬間、追いついたマイケルはウィスラーの体にしがみつくのだが…。
えーと、いきなりなんでウィスラーとスーザンが組んでるんだと不思議に思う方がおられるかも知れないので補足しておきます。前回の紹介では、いつものようにネタバレを避けるため、あえてラストシーンを書きませんでした。どんなシーンだったかと言うと、ウィスラーの面会にスーザンが現れて、この二人が以前からの知り合いだったことが分かるというもの。しかも、この二人はただならぬ関係だったみたいな感じ。そして、この二人が話しているのを遠くからマイケルが見ているところで終わっていました。
あと “将軍” って誰だっけ？と思い出せない方のために。シーズン2に登場していた滅多に喋らないお爺さんです。キムなんかには、いつも筆談で命令を下していました。今回は珍しくベラベラ喋ってましたけどね。
そして海外ドラマ好きの方ならすでにご存知かと思いますが、脚本家のストによる影響で、シーズン3は今回でしばらくお休みに入ります。本来ならば、今までのシーズンと同様に前半13話&後半9話の全22話のはずでした。今回の第8話で前半終了とするのならば、後半が14話になるのか？ それとも全体の話数が減ってしまうのか？ とりあえず放送再開は来年1月14日（日本時間では翌15日）の予定だそうです。
