LOST シーズン5 第13話「父という存在」
瀕死のベン少年をリチャードに託したソーヤーは、マイルズに連絡を取り、監視カメラの記録を消すよう頼む。ダーマの集落を抜け出し、敵の領域へと向かうため、超音波フェンスを越える姿を撮られてしまっているはずだと。だが、記録の消去に取りかかろうとした矢先、そこにホレイスが現れ、マイルズに急用があると言う…。
ホレイスの頼みとは、とある場所にいるラジンスキーの所まで行き、ある荷物を預かって来て欲しいとのことだった。ただし、何も質問はするなと。指示された場所へと車を飛ばすと、そこで待っていたラジンスキーは、ダーマ職員の制服を着た男の遺体をマイルズに預ける。事故で死んだとラジンスキーは言うが、銃で撃たれたみたいに頭に穴が開いている。ホレイスの言いつけ通り、何も質問しないマイルズだが、歯の詰め物が脳を貫通して頭から飛び出したという情報を、その遺体自身から得るのであった。
遺体を載せて集落に戻ると、チャン博士に調べて貰うため、今度は「オーキッド」ステーションへ運べと言うホレイス。だがその間に、事情を知らないハーリーが「オーキッド」に届ける食事を勝手にマイルズの車に積み込んでいた。極秘任務のため、遺体のことを話せないマイルズは、仕方なくハーリーを同乗させて出発。しかし、途中でハーリーが死臭に気づいたため、マイルズは遺体の身に何が起こったのかを話して聞かせる。マイルズが死人と話せると思ったハーリーは、自分もそうだと打ち明ける。
「オーキッド」に着くと、マイルズはハーリーを連れて来たことでチャンを怒らせてしまう。ハーリーを見下した態度で、脅しをかけるチャンを見て複雑な心境のマイルズ。マイルズは、実はチャンは自分の父だと、ハーリーに告白する。今度は、またラジンスキーのいる所まで送れと指示され、チャンとハーリーを車に乗せるマイルズ。現場に到着し、工事の様子を見ていたハーリーは、そこがのちに「スワン」と呼ばれるステーションになる場所だと気づく。
一方、集落では診療所からベン少年がいなくなったと騒ぎになっていた。ベン少年の父ロジャーが、ケイトを疑っているのを知ったジャックは、ソーヤーにそれを伝える。マズイことになったと焦るソーヤーに、さらに追い討ちが。部下のフィルが監視カメラの記録を手に、ベン少年を連れ去った犯人を知っていると、ソーヤーの自宅に乗り込んで来た…。
今回はマイルズがメインの回。フラッシュバックでは、前回イラーナと共にフランクをＸＸＸしたブラムという男も登場。どうやらイラーナたちは、反チャールズ・ウィドモア勢力のようです。
あと、今回のタイトルは、『お熱いのがお好き (Some Like It Hot)』をもじったもので、Hot の代わりに Hoth になってます。この Hoth ってのは、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』に出てくる氷の惑星ホスのこと。なんで、ホスが関係してくるのかと言うと、実はハーリーが…以下、ヒミツ。
