Lost #5.03 – Jughead

LOST シーズン5 第3話「ジャグヘッド」

[現在]オックスフォード大学を訪ねたデズモンドは、ファラデーという名の職員は過去にも現在にも在籍していた記録がないと否定される。大学側の態度を不審に思い、校内を探索していると、見覚えのあるドアを発見。中に侵入してみると、やはりそこはファラデーの実験室で、資料や実験装置が散乱したまま放置されていた。用務員に事情を聞いてみると、ファラデーが"問題"を起こしたために、大学側は彼の存在そのものを無かったかのように装っているのだと教えられる…。

その"問題"とやらの当事者らしきテレサという女性の住所を訪ねるデズモンド。応対に出たテレサの姉に部屋に案内されると、そこにはベッドに寝たきりのテレサがいた。姉からテレサの症状を聞かされ、かつての自分やミンコウスキーと同じ(#4.05参照)だと気づいたデズモンド。ファラデーは、このテレサという女性で人体実験を行ったのか? テレサの姉は、こうなった妹を見捨てて姿を消したというファラデーの悪口を言う一方で、チャールズ・ウィドモアには感謝していると言う。もともとファラデーの実験を支援していたチャールズが、今もテレサの治療費を面倒みてくれているとのことだった。

チャールズのオフィスに乗り込んだデズモンドは、ファラデーの母親の居場所を知っているだろうと迫る。それを教えてくれさえすれば、もう二度と顔を見せないというデズモンドからの条件を飲んだチャールズは、ファラデーの母親は今はロサンゼルスにいると教える。オフィスから去ろうとするデズモンドに、娘のペニーは絶対に危険に巻き込むなと頼むチャールズ。ペニーの待つサーチャー号に戻ったデズモンドは、ファラデーの母親は、もう亡くなっていたとウソをつくのだが…。

[島では]ジャングルをさ迷っていたファラデーたちは、仕掛けられていたワイヤーを踏んでしまい罠が作動。爆発を逃れて助かったのは、ファラデー、シャーロット、マイルズの3名だけだった。と、そこに武器を持った数名の男女が現れ、ファラデーたちを取り囲む。他の仲間はどこに行ったと聞かれたマイルズは、お前たちの罠で今ごろみんな死んでいるだろうと答えるが、敵は罠を仕掛けたのはファラデーたちの方だと思っているようだった。敵の基地に連行される途中、マイルズは自分たちの足下にアメリカ軍兵士の遺体が埋まっていることに気づく。その中には撃たれたせいで死んだ者もいるが、放射能による死者もいると、ファラデーに密かに伝えるマイルズ。

基地につくと、現れた敵のリーダーはリチャード・アルパートと名乗った。ファラデーたちをアメリカ軍の関係者だと勘違いしているリチャードは、あの爆弾が目当てなんだろうと質問する。あの爆弾とは?…さっきマイルズから聞いた話やリチャードの部下の症状を見たファラデーは、この島に水素爆弾があると推測。自分なら爆発しないよう解除できるとアピールするが、リチャードは自殺任務で爆弾を起爆させるつもりだろうと言って信じようとしない。シャーロットを指して、皆の前で愛していると告白したファラデーは、彼女を一緒に死なせるはずがないと説得。それを信じたリチャードは、部下のエリーにファラデーを爆弾のある場所へ案内させる。アメリカ軍が実験のために設置したらしき水素爆弾は、外装に亀裂が入り、明らかに放射能が漏れている。亀裂を鉛で塞ぎ、爆弾をコンクリート詰めにして埋れば問題ないと説明するファラデーに、なぜ絶対に大丈夫だと言い切れるのかと何度も確かめるエリー。ファラデーは自分たちは未来から来た人間であり、50年後も島は無事だからと打ち明けるが、エリーは自分には意味不明なことを口走るファラデーを恐れて銃口を向ける…。

一方、襲われていたソーヤーとジュリエットを救ったロックは、逆に敵を2名捕らえることに成功。捕虜となった敵が、知らない言語でこそこそと相談し始めたのを見て焦るロックだが、ジュリエットはその言語を理解している様子。その理由を聞くと、ジュリエットは、この捕虜も自分と同じくアザーズ(他のものたち)だからと答えた。あなたたちの仲間にリチャード・アルパートがいるでしょうと、ジュリエットに尋ねられ、驚く捕虜たち。リチャードに会わせて欲しいと頼まれると、一人は基地の場所を教えようとするが、もう一人がその仲間を殺して逃げ去った。

一人で基地に逃げ帰った男は、敵に追跡されたかも知れないとリチャードから叱られるが、あんな老人に追いつかれるはずがないとロックのことをバカにする。だが、ロックは男の足跡をたどって基地にやって来た。今のリチャードは自分のことが誰か分からないようだったが、ロックがジェイコブの指示で来たと話すと態度を急変させる。ロックに銃口を向けるのを止めるよう部下に命令するリチャードだが、さっき逃がした捕虜の男だけはその命令に従おうとしない。その直後、ただ一人リチャードに反抗的なその男の正体をロックは知ることになる…。

* * * * *

現在の時点では、デズモンドとペニーの間には息子が生まれていて、その子はチャーリーと名付けられています。

今回、島の舞台は1954年でして、ファラデーも薄々気づいているみたいですが、エリーって女性は、自分の母親の若き頃の姿なんでしょうね。で、現在のチャールズ・ウィドモアの話では、ファラデーの母はロサンゼルスにいるということなので、やはりホーキングが…。

▼LOSTも配信中!▼