ツイン・ピークス The Return 第15章

There’s some fear in letting go.

あらすじは順次アップしていきます。

【今日の一曲】The Veils – Axolotl

ここから先はネタバレです！今回のチェックポイント等を紹介します。

悪クーパーがあのコンビニに到着。フィリップ・ジェフリーズに会わせろと言われ、木こりが謎の装置をONにすると、劇場版に登場した鼻の長い白塗り顔の人が姿を表すが、今回コマ送りで見てみるとローラの母サラの顔がダブって見えます。

そして現在のフィリップの姿がこれ。悪クーパーに数字を伝えますが、これは例の座標と同じと思われます。
あと、フィリップが言うには、悪クーパーは既にジュディに会ったことがあるとのことだが、25年前にブラックロッジで善クーパーと入れ替わる前の話かも知れないし、この25年の間に悪クーパーと関わったことがある人物かも知れない。
劇場版で実際には撮影されなかったものの、ジュディはジョシーの姉妹でシアトル在住という設定があり、ジョシーがクーパーを撃ったあと等、姿をくらます際によくシアトルに行ってたというのはジュディに会うためだったとのこと。またフィリップがジュディと会った時にはウィンダム・アールもその場にいたという。今回、この設定が復活するのか、全く変わってしまうのか…。

コンビニから出た悪クーパーを待ち構えていたリチャード。だがこれは悪クーパーを本物のクーパーと勘違いしていたため。なぜなら、リチャードは母であるオードリーが大事そうに持ってるクーパーの写真を見たことがあったからだと言う。

森の中に隠れているスティーヴンと浮気相手のガーステン。そんな二人を発見したのは旧シリーズ第8章でも製材所の火事を伝えていたTVレポーター。演じているのはリンチと共にクリエイターを務めるマーク・フロスト。

ロードハウスにて。横に旦那がいるのに、わざわざルネー（右奥）に声をかけてボコられるジェームズ。第2章ではジェームズがルネーのことを遠くから見つめていて、第13章ではジェームズの歌声にルネーが涙していましたが。同僚のフレディーの怪力パンチで助けられたものの…。

留置所に入れられたジェームズとフレディーは、そこで保護のため檻に入れられているナイドーと出会うことに。ナイドーと同じく前回から留置所にいる血だらけのモノマネおじさん…って、これがオードリーが心配してるビリーか？最後に見かけた時、口や鼻から血を流してたって身内が話してましたが。

悪クーパーからのクーパー暗殺指令を実行できなかったダンカンとロジャー…さようなら。

丸太おばさんことマーガレットさん…さようなら。しかしまぁ、旧知の仲とは言え、本当に病で死にかけてる女優さんにもう死ぬ言わして、本当に死なせる（役の上でよ）リンチはどないやねん。それに応える女優さんもスゴイけどね。各章のタイトルになってるセリフも、今回もそうだけど丸太おばさんのが一番多かったですよ。

クーパーがテレビで観てる古い映画は『サンセット大通り』(1950)。セリフの「ゴードン・コール」に反応して何かに目覚めたクーパーは、またしてもコンセントに惹かれそこにフォークを挿し込むが…。
以前、僕が幼稚園児の頃、好きだった女の子がローラみたいに「後ろに腕が回るの」と言ったって話を書きましたが、今回のこれも同じ体験がありますよ。4〜5歳の頃、別に初めてコンセントを見たわけでもないのに、なぜかその時だけすごい気になって、しかもなぜかフォークを挿し込み感電しました。今でも右の手のひら半分に痕が残ってます。小さい頃はあまり目立ちませんでしたが、成長に伴って痕が目立つようになり、母は周りに生まれつきの痣だと言ってましたが、おばあちゃんに聞くと「生まれた時そんな痣なかった」らしいので、やはり感電のせいかと。母と二人きりの時に起きたことだったので、たぶん内緒にしたかったんでしょう。だから僕も黙ってましたが、両親もおばあちゃんも、もう亡くなったのでぶっちゃけますけどね。

夫婦喧嘩が決着か？ロードハウスに行く行かないで揉めてた二人でしたが、オードリーがついにチャーリーに掴みかかり…。ですが、この二人のシーンだけ全然時間が経ってなくないですか？第12章でオードリーが登場してから、ずっと同じシーンのように見えるけど。
例えば第13章で登場したエドのパートだけで考えても半日以上は経ってますよ。夕方から夜ぐらい、ダブルRダイナーでボビーと会う、その夜遅く自分の店で何か飲みながら紙切れ燃やす、翌朝ネイディーンから”解放”される、またダブルRに向かい…って感じで。