シーズン3 第2話 「第三の男」
またしても陰で暗躍する闇の組織 “ザ・カンパニー” によって捕らわれてしまったLJとサラ。二人の命を救うには、ウィスラーという囚人を SONA から脱獄させなければならないとマイケルはリンカーンから聞かされる。そのウィスラーとは何者なのか? 親しくなったマグレディに尋ねると、ウィスラーとはパナマ市長の息子を殺した犯人であり、その市長によって密かに “賞金” がかけられていると言う。そのため、身の危険を感じたウィスラーは身を隠し、どこに居るかを知る者は誰もいないのだと…。
昨日の決闘の直前、ベリックが意味不明なメモを自分と対戦相手のポケットに捻じ込んだのを思い出したマイケル。ベリックに聞くと、下水道に住む謎の男から頼まれたとのこと。下水道に降りてみたマイケルは、その男がやはりウィスラーだと知り、脱獄させる計画があることを伝える。
マイケルが下水道に出入りするのを見ていたマホーンは、何を企んでいるかを探るためマグレディに近づいた。マイケルがウィスラーを探していることを喋ってしまう口の軽いマグレディ。そして、ウィスラーを殺した者は無罪放免となり SONA から釈放されることも…。自由への切符を手に入れるため、マホーンは密かに下水道へと降りてゆく。
面会に来たスクレにマリクルースは無事だと明かすベリック。彼女をどこかに監禁したと言うのはウソで、スクレを騙してそう思わせただけだと。喜ぶスクレに、釈放されるよう力を貸してくれと頼むベリックだが…。スクレが当てにならないことが分かったベリックは、別の手を思いつく。マイケルの言動から、下水道に住む男に値打ちがあると気づいたのだ。収監されてすぐボスのルチェロに取り入り、その手下となっていたティーバッグを通じてルチェロに会うベリック。ルチェロはすぐに手下を下水道に向かわせる。
それに気づいたマイケルが下水道に降りると、ウィスラーを人質に取ったマホーンとルチェロの手下が睨み合っていた。どちらの手に落ちたとしても、このままではウィスラーは殺されてしまうと焦るマイケル。折りしも、SONA は水不足で暴動が起こりかけており、囚人たちの怒りの矛先はルチェロに向けられていた。ルチェロと手下たちだけが自由に水を飲み贅沢な暮らしをしていると。いつもは周りに睨みを利かせているルチェロたちだが、他の囚人たち全員に反抗されれば、自分たちの身が危ないのは分かっていた。マイケルは自分が暴動を治めることが出来たら、代わりにウィスラーの “賞金” を無効にするようルチェロに取引きを持ちかける。
その頃、町で偶然再会したリンカーンとスクレ。リンカーンからマイケルの脱獄計画に協力してくれと頼まれたものの、マリクルースに会いにアメリカに戻ると断ったスクレだったが…。一方、マイケルから預かったウィスラーのメモが、とある銀行を示していることに気づいたリンカーン。銀行に向かい様子を窺っていると、ウィスラーの恋人と名乗る女性が貸金庫を開けに来た。その女性ソフィアの後をつけ、貸金庫から出したものを取り上げるリンカーン。だが、それはただの鳥の図鑑で、ソフィアもそれが何を意味するか分からないと言う。ソフィアを謎の組織の一員だと思っていたリンカーンだが、話をするうち、彼女は組織とは無関係で脱獄計画も知らないことに気づくのだった…。
マリクルースの生死は?…って思わせぶりにしておいてこんなオチって。普通に元気に暮らしてるやん。いいネタが思い浮かばなかったんでしょうか? スクレも何事も無かったかのように登場するし。まぁ、どちらも無事だったので良かったですけど。