ブラッディ・イン

宿泊客を殺して有り金を奪い取ろう! 一番多く大金を手に入れた者が勝ち! 血まみれの宿屋『ブラッディ・イン』へようこそ。

18世紀、フランスの片田舎にある小さな宿屋。金に困った経営者は、客から金を奪い取ろうと思いつく…が、人様の金を奪うなんて悪い事は出来やしない。でも…死人のポケットから金をくすねるのは全然平気だもんねーっと言うことで、道徳心が有るんだか無いんだか、よく分からん経営者となって大金持ちを目指します。小さな宿屋を舞台にプレイヤー4人までで競争なので、各プレイヤーは経営者一家の誰か又は昔からの従業員だと思って下さい。

映画だと、客を殺して人肉ソーセージにする『地獄のモーテル』やら、ペットであるワニの餌にしちゃう『悪魔の沼』とかありましたよね。このゲームも実際にあった事件を基にしてるそうで、興味がある方は「ペールベイユ荘」でググってみて下さい。

ゲームの流れとしては、客が泊まりに来た夜、各プレイヤーは下記のうち2つまで行動できます。
客を殺害する。
客を仲間に引き入れ共犯者にする。
殺した客を埋葬する。
埋葬するための建物を作る。
資金洗浄する。

まず、客を殺さないと始まらないわけですが、自分一人で殺すのは大変なので共犯者が必要。
そして殺しただけではダメで埋葬しないと金は手に入らない。
(密かに床下に)埋葬するため、宿の周りに建物も作らないといけない。
(貧乏だったのに急に大金を持つと周りに怪しまれるので)現金は40フランまでしか持てず、小切手に換えとかないといけないし、必要な場合に応じて逆に小切手から現金にしないといけないと言うことです。

そして翌朝。
客の中に警官がいた場合、まだ埋葬してない客の死体があれば、1体につき10フラン失う。
殺しもせず、仲間にも引き入れなかった客は、普通に宿泊料を払ってチェックアウトする。
共犯者になっている客に報酬を払う。

以上を繰り返して、最終的に一番多く金を手に入れたプレイヤーの勝利です。もっと細かいルールあるけど、ざっくり言えばこんな感じ。推奨年齢14歳からとなってるけど、設定が設定だけにホントに大丈夫なのかという疑問が。ゲーム自体は、ちゃんと考えて行動しないと上手く回らないマジなやつですけど。

僕がちょっとひっかかってる部分があって、最初それがどうしても気になって仕方なかったんです。警官がいた場合、捜査が入るため、プレイヤーは慌てて死体を隠さないといけないので、村の墓掘人に死体1体につき10フラン払って始末してもらうということなんだそうです。でも、泊まりに来た時に職業が警官だと分かってるので、その警官を殺すことも共犯者にすることも出来るんです。共犯者にした場合に払う報酬もたった1フランで大したことないし…。殺されなければ翌朝マジメに捜査するような警官が、共犯者になった時は端金で殺人の手伝いをするのが解せなくて。なので、こう考えるようにしました。ここに泊まりに来る警官は、初めからここが怪しい宿だと知ってるのだと。翌朝の捜査も本来の職務でやるんじゃなくて、死体を見つけて経営者たちを強請ろうとしている悪徳警官なんだと。もし僕と同じようにひっかかってた人がいたら、このように思ってやれば良いですよ! え、そんなとこで引っかかってる人いないって?

基本2〜4人プレイですが、1人用ルールもあります。また機会があればリプレイとか載せてみます。今回は簡単な紹介まで!

プレイ人数 1〜4人
推奨年齢 14歳以上
プレイ時間 約45〜60分

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