プリズン・ブレイク #4.07 – Five the Hard Way

シーズン4 第7話「ハードウェイ」

マイケルたちがマホーンを救っている間に、5人目のカードホルダーはラスベガスに発ってしまった。怒ったドンは、今日中にその"スキュラ"のデータを手に入れなければ、全員を刑務所に送り返すと告げる。仕方なくラスベガスに向かおうとした時、ゲート社の受付嬢トリシャンから、ティーバッグの居所を教えると連絡が入った。リンカーン、サラ、スクレ、ローランドはラスベガスに向かい、マイケル、マホーン、ベリックはティーバッグを捕らえるためロサンゼルスに残ることにする…。

ラスベガスに着いたリンカーンたちは、すぐ作戦にとりかかる。カジノで楽しんでいるカードホルダー、スクデリに近づくリンカーンだったが、ブラックホールの容量不足で作戦は失敗に終わる。周りにある電子機器のデータをすべてコピーしてしまうために、カジノ内のスロットマシーンなどの余計なデータが多すぎ、肝心の"スキュラ"をコピーできないのだ。スクデリが泊まっているホテルの部屋など、他に何も無い場所でコピーするしか方法はない。プールサイドで酒を飲んでいるスクデリに近づいたサラは、色仕掛けで部屋に入れて欲しいと頼むが、相手はまったく興味を示さない。それを見ていたバーテンダーは、サラが逆ナンパに失敗したと思い、仕方がないと慰める。なぜなら、スクデリが"お持ち帰り"するのは男性だけなのだと。リンカーンに無理やりブラックホールを持たされたスクレは、マリクルースには内緒にしてやるとからかうローランドを、あとで絶対しばいてやろうと心に誓う。そして、思惑通りスクデリに"お持ち帰り"されたスクレは、なんとか無事?にコピーに成功するのだが…。

カンパニーに命を狙われていると気づき、ビビッてしまったドンは、逃げ隠れするよりも、堂々と相手に立ち向かえとマホーンにアドバイスされる。クランツ将軍("閣下")から指令を受けたワイアットは、ドンの自宅を急襲するが、すでにもぬけの殻だった。ワイアットからドンが消えたと連絡を受けているクランツ将軍の前に、意外にもドンが自ら姿を現した。クランツ将軍が過去に関わった数々の事件ファイルを本人に見せ付けたドンは、もし自分が不審な死に方をしたら、これが世間に公表されることになっていると脅す…。

トリシャンに会いに出かけたマイケルたちだが、それはティーバッグが仕掛けた罠だった。マホーンはうまく逃げられたものの、マイケルとベリックは逆に捕らえられ、利用されたトリシャンも、ティーバッグの隠れ家に監禁される。脅されて鳥の図鑑の謎を解き始めたマイケルを、柱の影に隠れて見ているのは、ティーバッグを裏で操っているグレッチェンだった。だがその時、グレッチェンはベリックの足首に発信機が付けられているのを見る。

ドンから借りた追跡装置で、ティーバッグの隠れ家を突き止めたマホーンだが、そこには取り外された発信機が残されているだけだった。しかし、家の中をよく見ると、マイケルからのメッセージらしき折り紙が落ちていた。開いてみると、それは「ゲート」と走り書きされた鳥の図鑑のページで折られていた。その頃、すでに隠れ家をトリシャンの家に移していたティーバッグ。マイケルもちょうど図鑑の謎を解き終わっていた。隠された絵があぶり出しのように浮かび上がるページを、ジグソーパズルのように並べてみると、それはゲート社の見取図になっていた。そして、ティーバッグのオフィスの奥に何かがあることを示していた。それが"スキュラ"に違いないと、ティーバッグはマイケルを連れてゲート社に潜入。オフィスの床を剥がし、隠し通路に降りるハシゴを発見したティーバッグは、喜んで降りてみるのだが…。

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リンカーンがサラにマイケルの鼻血のことを打ち明けますが、母親もよく鼻血を出して31歳で脳動脈瘤破裂で亡くなったそうです。で、マイケルもちょうど31歳なので…ということらしいです。

スクデリを演じているのは『24 -TWENTY FOUR-』の準レギュラー、大統領補佐官マイク・ノヴィック役で印象深いジュード・チコレッラ。でも、なんか痩せて顔色悪いように見えますね。大病でもしはったんでしょうか?