Call for help.
【どこか】
クーパーが落ちた先は鉄の要塞のベランダのような場所。窓から部屋の中に入ると、そこには目の無い女がいた。やがて別の何者かが、部屋に入れろとばかりにドアを激しく叩き始める。クーパーを連れて屋上に出た女が、そこにあるレバーを引くとドアを叩く音は止んだが…。部屋に戻ると今度はロネットに似た女がいた。しかし、それよりも壁にある大きなコンセントの穴が気になって近づいたクーパーは、その中に吸い込まれ…。
【サウスダコタ州バックホーン】
ドライブ中の悪クーパーの体調に異変が。ハンドル操作を誤り車は大破。大量のガルモンボジーアを吐いた悪クーパーは、そのまま意識を失う…。
【ラスベガス】
同じ頃、空き家に忍び込み、娼婦ジェイドと楽しんでいたダギーにも異変が。ジェイドがシャワーを浴びている間に吐いて苦しんでいたダギーの姿はどこかに消えてしまい、代わりに近くのコンセントの穴から現れたのはクーパーであった。シャワーから上がったジェイドは、中身が入れ替わったのにも気付かず、クーパーをカジノまで送り届ける。魂が抜けたようなクーパーは、周りに流されるままにスロットマシンを始めるが…。
【ブラックロッジ】
突然、見たこともない部屋に飛ばされ戸惑うダギー。そんな姿を見た片腕のマイクは、ダギーを何者かによって造られた”まがい物”だと言い放つ。やがてダギーの体は見る見るうちに縮み出し…。
【フィラデルフィア】
FBI支局にて。ニューヨークでのカップル惨殺事件について、タマラ・プレストン捜査官から報告を受けているアルバートとゴードン。と、そこに25年間も行方不明だったクーパーが見つかったとの一報が…。
【今日の一曲】ロードハウスのライブで演奏されている The Cactus Blossoms – Mississippi
目の無い女を演じているのは『インランド・エンパイア』にも出ていた裕木奈江。劇中で名前は呼ばれませんがクレジットではNaidoとなっています。Naidoとはタンボラ語でBlackを意味するようです。タンボラ語って何?と思いましたが、こういうことらしいです。
“インドネシアのスンバワ島に住むタンボラ人は、1815年の火山噴火で全員が死んでしまった。タンボラ語は、19世紀初めにイギリス人旅行者が記した単語リストしか残っていない” 『絶滅していく言語を救うために』より
要塞?の屋上でクーパーの前を漂っているのはブリックス少佐の顔。似たようなシーン、どこかで観たぞ。謎のレバーを引くのも、やはり『イレイザーヘッド』っぽい。
その次に現れる謎の女はロネット・ポラスキーに似た人。演じている女優さんは当時と同じフィービー・オーガスティンですが、クレジットではAmerican Girlとなってます。
クーパーが吸い込まれてしまう大きなコンセントですが、最初は15となってたのに、屋上から戻ってきたら3と書いた紙が貼られてます。
クーパーがコンセントに吸い込まれ、悪クーパーの具合が悪くなったのは午後2:53。前回、喋る木が253と言ってたのはこれか?
第3のクーパー登場! 善クーパー、悪クーパー、偽クーパーのダギー。ダギーの指には、あの指輪が…。
ジェイドとクーパー。ダギーとは体型も髪型も服装も違うのに、なぜ別人と気づかないんだ! ダギーの車のキーを探してポケットを探ったら、あったのはグレートノーザン・ホテル315号室のキーでした。コンセントの数字3と15はこれか?
悪クーパーが吐くゲロは、コーンが山盛りなのでガルモンボジーアなんでしょう。普通の人にとっては有害物質らしく、事故現場で悪クーパーに近づいた警官の体調が悪くなってました。ダギーが吐いたのも量は少ないけど同じものじゃないかな? ガルモンボジーアって何?っていう人は劇場版を観てないってことなので、早く観て下さい。
カジノの両替所にいるのは『ゼイリブ』などのメグ・フォスター。大当たりしたクーパーに近寄ってくるのは『ウォーキング・デッド』のユージーンことジョシュ・マクダーミット。お二人ともほんの短いワンシーンだけのゲスト出演みたいです。
アルバート・ローゼンフィールドとゴードン・コールと一緒にいる新キャラがタマラ・プレストン。別の記事で書いた『The Secret History of Twin Peaks』を調査してた捜査官です。
ゴードンの部屋に飾られている写真。キノコ雲とフランツ・カフカ。
ツイン・ピークスでは、ホークたちの調査は進まず、第1章でショベルを大量に買っていたジャコビー医師は、それらを金色に塗る作業を延々とやってました。
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