4400 未知からの生還者3 第10話 「招かれざる客」
イザベルとの結婚式を間近に控えたショーンに、クラウディオという生還者がお祝いにと1本の葉巻を手渡す。触れた相手の未来を予見する能力を持つクラウディオは、自分が巻いたこの葉巻にも、その能力が宿っていると言う。葉巻を吸ってみたショーンは、自分がリチャードの生命力を吸い取って殺すヴィジョンを見てしまう…。
理由は分からないものの、このままここにいてはリチャードを殺してしまう。ショーンは、リチャードにヴィジョンの話をし、4400センターから逃げ出した。しばらくドライブした後、葉巻を吸ってみたショーンは、今度は死にかけているトムを助けようとしているヴィジョンを見る。そこは戦場のようなところで、周りも死体だらけ。そしてトムはショーンの治療を拒み、自ら死を選んで亡くなった…。リチャードに連絡を取り相談すると、大勢の人が亡くなる未来より、自分一人がショーンに殺される未来の方がましだと説得される。センターに戻り、また葉巻を吸ったショーンは、自分がなぜリチャードを殺すのか、その理由を知るのだった…。
人間が一瞬にして干乾びさせられる連続殺人事件が起こる。生還者による犯行だろうと捜査に当たるトムたち。僅かに残された指紋から犯人を割り出すが、それは生還者では無く、記録ではヘリの墜落事故で亡くなったとされるアメリカ軍の兵士ダレンだった。軍は兵士にプロマイシンを与え、生還者のような能力を持つスーパー兵士を創り出そうとしているのでは? さらに、この事件にはライランドも一枚噛んでいる事も分かる。そしてダレンに殺された被害者の共通点も判明した。全員が、かつてシアトルにある病院で発生した放射能漏れ事故の影響を受け、染色体に突然変異を起こしたスターツル突然変異と呼ばれる患者だったのだ。マルコは、生還者とスターツル突然変異の患者の間には、強い能力を持つ子供ができる可能性が高いと言う。拉致した人々を、未来人はなぜシアトルで解き放ったのか…その理由を初めて知るトムたちだった。何者かの命令を受け、ダレンは強い能力者が生まれないよう患者を殺し回っていると分かるのだが…。
クラウディオの予知能力ってのは『デッド・ゾーン』のジョンのような能力みたいらしく、今後も色々と役立ちそうな感じがするのですが、今回はただのチョイ役でした。また登場するのかも知れません。
そして、今回は最後にあの人が還って来ました。次回はあの人がメインっぽいので楽しみです。