The 4400 #4.08 – No Exit

4400 未知からの生還者4 第8話 「絶体絶命」

トムがふと目覚めると、そこは警報が鳴り響くNTACの司令室だった。そして周りには誰もおらず一人きり。やがてダイアナやマイア、メーガン支部長、そして分析班のマルコ、ブレディー、P.J.のオタクトリオが司令室に集まって来る。皆それぞれ自宅など他の場所にいたはずなのに、気がつくとNTAC内にいたと言う。何が起きたのかを調べるため、建物内を探索していたトムとメーガンは、ジョーダンやカイルと鉢合わせ。ついに直接NTACに乗り込んできたかと焦るトムだったが、なぜかジョーダンたちも驚いたようにその場を逃げ出した…。

ジョーダンたちに対抗するため武器庫に向かったトムとメーガン。しかしパスワードを受け付けず、そのドアは開かない。メーガンが電子ロックの回路をショートさせてドアを開けるが、そこには武器は一つも入っていなかった。さらに勝手にドアが閉まり、トムが武器庫に閉じ込められる。また回路をショートさせてドアを開けるメーガンだが、その際に感電死してしまう。

その頃、NTAC内で目を覚ましたショーンとイザベルは、カイルやジョーダンと合流。ジョーダンは、自分たちは政府によってNTAC内に拉致されたのだと考えていた。プロミス・シティーの仲間に連絡を取るため、司令室を占拠すると言うジョーダンに対し、ショーンは自分が叔父であるトムと話し合いで解決すると提案。そして全員で司令室に向かうことにした途端、近くのガラス戸が爆発するように砕け散り、その破片を全身に浴びたショーンは即死した。

メーガンの遺体を囲み悲しむトムたちの前に、ショーンの遺体を抱いたジョーダンたちが現れた。お互い誤解していたことを初めて知ったトムやジョーダンたち。だが、それでは誰が自分たちを攻撃しているのか? その時、こんなはずではなかったとP.J.が急に騒ぎ出した。

P.J.はプロマイシンを注射したことを皆に明かすと、これは現実ではなく夢の中で起きているゲームだと説明した。NTAC側とジョーダン側のメンバーをゲームに参加させ、クリアするために協力していくうちに、お互いを理解し合えるのではないかと考えたのだ。しかし、P.J.の能力は他人をゲームに引き込むことは出来るが、ゲーム内容そのものはコントロール出来ない。どうやら今回は、死の館と化したNTACの建物から無事に脱出できるかを試されているらしい。てっとり早くクリアする裏技は無いのかと聞かれたP.J.は、舞台のどこかに出現する裏口を通り抜ければゲームはそこで終わると教えた。

マルコが突き止めた裏口に向かうP.J.、トム、そしてジョーダン。そのドアを開てみると中はP.J.の寝室になっており、本人がすやすや眠っている姿が見えた。このドアを通り抜ければ夢から覚めゲームは終わる。そう言って中に入ろうとしたP.J.だったが、急に勢い良く閉まったドアに挟まれて死んでしまった。裏技が使えなくなったトムやジョーダンたちは、ゲームをクリアするために仕方なく協力することになるのだが…。

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以前にもNTAC内にトムたちが閉じ込められるエピソードがありましたが、今回は対立しているジョーダンたちも一緒にというのが面白いところです。

メーガンはまぁどうでもいいとして、主要キャラのショーンが死んだ時点で現実ではないだろうと気がつきますが、P.J.本人がゲーム内で死んでしまったため、残ったトムたちがクリアしてもショーンたちが無事に生き返るのかという疑問でまたドキドキさせるのがいい感じ。