プリズン・ブレイク #3.04 – Good Fences

シーズン3 第4話 「フェンス」

いよいよ脱獄に向けて動き始めたマイケルは、面会に来たリンカーンに墓堀人を買収して欲しいと頼む。SONAで死んだ囚人は金網フェンスの外に埋められる。それを担当しているのが、いつも同じ男なのをマイケルは見ていた。脱獄にはその男の協力がどうしても必要なのだ。面会を終えて外に出たリンカーンは、その場に崩れ落ちる。自分のせいでまた一人犠牲者を出してしまったが、それをマイケルに言うわけにはいかなかった。昨夜、罰としてリンカーンに届けられたのは、切断されたサラの生首だったのだ…。

スーザンに呼び出されたリンカーンは、ウィスラーが隠していた鳥の図鑑を渡せと迫られる。すり替えて偽物を渡していたのを見抜かれていたのだ。”ザ・カンパニー” の恐ろしさが身に染みたリンカーンは、抵抗することもなく素直に本物の図鑑を差し出した。

その頃、SONAは停電に見舞われていた。ルチェロは水道を直したように停電も直せとマイケルに言う。原因は地下に埋められた配線で、しかも塀の外だろうと言うマイケル。特別の許可をもらい、塀の外で作業をするマイケルたち。それに加わっていたベリックは、途中で作業を抜け出すと、マイケルが修理のふりをして何かを企んでいるとルチェロに密告するのだが…。

いつものクスリが切れ、禁断症状に苦しみ始めたマホーンは、脱獄する仲間に加えてくれとマイケルに頼む。するとマイケルは、黒のマジックペンが脱獄に必要だと言い、それを手に入れるよう指示した。朦朧としながらも、必死でマジックペンを探していたマホーンは、やがて自分が飛び降り自殺させたヘイワイヤーの幻覚にとりつかれる。ヘイワイヤーはマイケルを信用するなと何度も話しかけてくる…。

ルチェロの手下でドラッグ売買係りの男を密かに殺害したティーバッグは、計画通りに自分がその代役を任された。大量のドラッグを自由にできるようになったティーバッグは、その一部をマホーンに “プレゼント” する。誘惑に負けドラッグを打ってしまったマホーンだが、逆にそのおかげでマイケルが自分を仲間にするつもりがないことに気づく…。

墓堀人と交渉するため、スクレに通訳を頼むリンカーン。しかし、スクレは自分が逃げることしか頭になく、協力しようとはしない。代わりに、ちょうど訪ねてきたソフィアに通訳をすることに。交渉を終え、一旦ホテルに戻ったリンカーンは、スーザンに墓堀人からの要求額を伝える。再度、墓堀人に賄賂を渡しに行くことになるが、危険だからとソフィアに残るように言うリンカーン。言うことを聞かず、ついて来ようとするソフィアに、サラが殺されたとつい怒鳴ってしまう。それを聞いていたスクレは、初めてことの重大さに気づくのだった。

結局、スーザンと二人で墓堀人の元に向かうリンカーン。だが、その場になって男は要求額を吊り上げてきた。大金を巻き上げておいて密告する気だと気づいたスーザンは、容赦なく男を撃ち殺してしまう…。リンカーンから墓堀人が殺されたと聞かされ怒るマイケル。だが、代わりに新しい墓堀人を用意したと言う。マイケルがフェンスの外を見ると、そこに立っていたのは…。

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前回のラストでまさかと思ってましたが、サラがホントに首チョンパされてるし…。大人の事情でマジでクビになっちゃったんでしょうか?

そして、あのヘイワイヤーが幻覚として登場。今回限りなのか、それとも今後もレギュラー出演?

あと、上で書き忘れたんですが、スーザンが鳥の図鑑を獄中のウィスラーに送ったんですよね。それなら、わざわざウィスラーを脱獄させなくても、ソフィアを人質に取って、水質調査だかなんだかをしていた人やその場所について正直に喋れって脅せばいいのでは? まぁ、他に隠された目的があるのかも知れませんが…。