プリズン・ブレイク #3.05 – Interference

シーズン3 第5話 「作戦開始」

真夜中、囚人棟からフェンスまでの間を通れるかをネズミで実験してみるマイケル。しかし、ネズミはあっという間に狙撃されてしまった。昼よりも夜の方が監視の目が厳しいと気づいたマイケルは、面会に来たリンカーンに明日の午後3時に逃走用の車でSONAの近くに待機しておくよう頼む。思わず午前3時の間違いだろうと聞き返したリンカーンに、マイケルは白昼堂々と脱獄してみせると答えた…。

新たにSONAの墓堀人となったスクレに怪しい男たちが接触してきた(ルチェロが不在の間 “仕事” を任されている従弟のアウグスト)。SONAに持ち込んで欲しいと紙包みを見せられたものの、すぐに断ったが、5,000ドル貰えると言われ、つい誘惑に負けてしまう。そして、1回きりという約束で仕事を引き受けたスクレだが…。

ソフィアと共に逃走経路の下見をするリンカーン。SONAの近くを通る裏道に入ってみると、すぐ警備兵に見つかり追い返されてしまった。何かを思いついたリンカーンは、クーラーボックスを買うとソフィアを連れて海岸へと向かう。理由も教えず、必死でクーラーボックスを埋める穴を掘るリンカーンを、ただ見つめるだけのソフィア。ようやく穴を掘り終えたリンカーンは、ついにクーラーボックスの中身をソフィアに見せる。

監視塔の警備兵を観察していたマイケルは、その男が映りの悪いテレビのアンテナを調整する時だけ、注意を逸らしてしまうことに気づいていた。他の囚人の房から盗み出した電子レンジを改造したマイケルとウィスラーは、電磁パルスを発生させて周囲の電子機器を狂わせる。警備兵がテレビに気を取られたかを確かめるために双眼鏡を覗いたマイケルだったが、運悪くレンズが光を反射し、それを警備兵に気づかれてしまう。

武装して乗り込んで来た警備兵たちに囲まれ、囚人たちは中庭に整列させられる。監視塔の警備兵は、自分がライフルのスコープで狙われたと勘違いしているようだった。やがてマイケルの房から双眼鏡が発見され、武器では無かったと誤解は解けた。だが、なぜ監視塔を覗いていたのかと、銃口を額に押しつけられながら問い詰められると、さすがのマイケルも咄嗟にうまい答えを思い浮かべることができなかった。するとウィスラーが助け舟を出し、たまたまバードウォッチングをしていただけだと答える。そして、”ザ・カンパニー” から送りつけられていた鳥の図鑑を見せると、警備兵たちはその話を信じて去って行く。

その騒動の間、ティーバッグはルチェロの命令で “面会” に来ていたルチェロの愛人メアリーを匿っていた。警備兵に見つからぬよう狭いクローゼットに隠れ、互いに身を寄せ合う二人。やがて騒動が収まり、部屋に戻って来たルチェロは、メアリーが金を盗んだことに気づく。メアリーを庇おうとしたティーバッグは、その金は自分がやったものだと説明するのだが…。

マイケルが自分の房に戻ると、そこは封鎖され入れなくなっていた。改造した電子レンジが使えなくなり、脱獄計画を練り直さなくてはならなくなった。途方に暮れるマイケルとウィスラーに、別の方法があることを教えるマホーン。その時、ちょうどそこを通りかかった新入りの囚人がウィスラーに話しかけてきた。確か1997年にニースで会ったことがあり、ウィスラーは大使と一緒だったと。人違いだと必死で否定する姿を見たマイケルとマホーンは、ウィスラーの正体に疑問を抱き始める…。

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クーラーボックスの中身は何か? 画面に映らないので視聴者にはまだ何か分かりませんが、脱獄後に必要なものみたいなので、アレじゃないですよね…。

ウィスラーに話しかける新入りの囚人を演じてるのは 『スター・トレック エンタープライズ』 でマルコム・リード役だったドミニク・キーティング。この人、最近では 『HEROES/ヒーローズ』 シーズン2にもチョイ役で出てました。あっちではもう出番なさそうな感じですが。