The 4400 #1.01-1.02 – Pilot

4400 未知からの生還者 第1話「光の中から」 & 第2話「顕れる力」

2004年、彗星が地球の近くを通るという事で世界中が興奮していた。人々が彗星ショーを楽しんでいる中、仕事を終え自宅でくつろいでいたダイアナに緊急招集がかかる。アメリカ国土安全保障省シアトル支局に戻ると、ライランド支局長から彗星が地球衝突コースに入ったと聞かされる。彗星が急にコースを変えるなんてありえない…。対処にあせった中国が彗星に向けミサイルを発射すると、各国もそれに続く。しかし何発ミサイルを受けても彗星はビクともせず、今度はゆっくり着陸するかのように地表に近づき始める。その着陸予想地点を割り出すと、シアトル支局近くの湖であった…。

現場に着いたダイアナたちが見たのは眩しく輝く巨大な光球だった。だがそれが突然爆発したため、周りは何も見えなくなってしまう。やがて皆の視界が元に戻ると、そこには色んな人種の老若男女が数千人も取り残されていた。TV中継を見ていたトムは、その中に3年前に失踪した甥ショーンの顔を見つけ驚くのだった。

施設に収容された生還者たち、その数4400人。姿を消した年代も場所も違うものの、全員が失踪されたとみなされていた人々だった。息子カイルを看病するため休職していたトムも復職し、早速ショーンに面会する。3年前、ドライブに出掛けたカイルとショーン。その夜カイルは意識不明で発見され、今も病院で植物人間状態。ショーンはそれ以来行方不明だった。ショーンがカイルに何かして逃げたとずっと思い込んでいたトムはついきつく質問してしまい、ショーンに自分が疑っていた事を気づかれる。だがショーンはあの夜、二人に頭上から光が迫って来た事だけしか覚えておらず、次の瞬間気づいたら昨夜の湖にいたと言い3年経っていた感覚は無いらしい。それは他の生還者も全員同じだった。

53年振りに生還したリチャードは、施設でリリーという主婦と出会う。話をするうち、偶然リリーが当時の恋人の孫だと分かり、二人はお互い驚くのだった。

25年ぶりに生還したベイリーは、いつまで自分たちを施設に閉じ込めておくんだと職員に文句を言っていた。そこにマイアという少女が近づきベイリーにティッシュペーパーを渡し去ってゆく。しばらくするとベイリーは鼻血を出し、そのティッシュでそっと鼻を拭うのだった。

ダイアナは反対したが、人権問題などの絡みもあり、6週間目に生還者は全員解放される事になった。11年振りに我が家に帰ったリリーは、玄関を開けようとした瞬間、中から娘ハイジが飛び出してくる。だが、失踪当時まだ生後6ヶ月だった娘は自分の事を知らず、夫は既に再婚してしまっていた。そして、今の妻を本当の母親と思っている娘を傷つけたくないと冷たく追い返される。行くあてもなく彷徨ううち気分が悪くなり病院へ行ったリリーは、そこで妊娠していると知らされる。しかし、そんな心当たりも無く、もう一度夫に会って相談しようとするが、夫は面会禁止令を取っていた。

53年振りに戻ったリチャードの自宅は無くなっていた。町で黒人と白人のカップルが堂々と付き合ってるのを見て驚く。昔、自分は白人女性と付き合っているというだけで、あらぬ暴力を受けた事もあったのに。話し相手もいないリチャードは、リリーから教えてもらった自宅の電話番号にかけてみるが、娘が出てリリーなんて人はいないと答えた。心配になったリチャードは、遥か遠いリリーの住む町に向かう。

ショーンの帰還祝いパーティー。トムとショーンが話しをしていると小鳥が誤って窓にぶつかって地面に落ちた。トムが見たところ首が折れて死んだようだったが、ショーンがその小鳥を握ると息を吹き返しまた元気に飛び立っていった。ショーンには3歳年下の弟ダニーがいるが、今は同い年になっており同級生として高校に通う事に。生還者のショーンを気味悪がり、イジメる生徒もいる。そんな兄をダニーとその彼女ニッキーがかばうが、兄とニッキーが仲良くなるのを見て面白くないダニーだった。

58年振りに生還した少女マイアには身寄りがなく、里親に引き取られる。眠りにつく前、マイアは靴をイスの上に置き養父に注意される。マイアは靴が濡れるのが嫌なのでイスの上に置くと言った。その夜、水が漏れマイアの部屋の床も水浸しになった。本当の両親の墓参りに連れて来てもらったマイア。手入れされておらずゴミだらけの墓地に文句を言う養父に、マイアは「あなたが埋葬される墓地はキレイな所だから安心して」と言った。

養護施設で妻と再会したベイリーは、妻が痴呆症にかかっておりショックを受ける。昔、共同経営していた会社を訪ねると社名にはまだベイリーの名が残っていた。復職と妻を施設から出すための資金を願うベイリーだが、現在の社長はベイリーには何の権限も無いと冷たくあしらった。その夜、社長の家に押しかけたベイリーが中に入れてもらえず怒ると、家が地震のように揺れだしガラスが粉々に吹っ飛ぶ。と同時に社長の頭蓋骨も砕け、即死してしまう。

いったん逮捕されたが、証拠もなく釈放されたベイリーが養護施設に戻ると妻は亡くなっていた。怒ったベイリーの周りでは、また嵐が起こったかのように物が飛んだり、ガラスが割れたりした。自分の力が怖くなったベイリーは、そのまま姿をくらましてしまう。

再会したリリーとリチャードは、これからお互い支えあって生きていこうと決意する。予知を気味悪がった養父は、マイアをシアトルの施設に帰す。ベイリーを探していたトムとダイアナは、昔の別荘でベイリーを発見する。施設に連れ戻そうとするトムに怒ったベイリーは、また力を使ってしまう。トムが殺されそうになり、ダイアナは仕方なくベイリーを銃で撃つ。ショーンはいつもイジメられている生徒に反撃、押さえつけると相手の精気がみるみる内に失われていった。自分には生命を与えたり奪ったりする力があるのでは? ショーンはカイルを見舞い、その体に手を当ててみるのだった…。

7 件のコメント

  • TBありがとうございます。
    残念ながら、日本での第2話を見損なってしまいました。ネットで検索してみましたが見つからず、レンタルしてるんでしょうか・・・
    続きが気になります。

  • 4400やっと見れた! 第1話 光の中から

    4400 FORTY FOUR HUNDRED 未知からの生還者
    WOWOWでの初回放送から気になっていたのに、HDDレコーダーに変えてから、デコーダーが連動しなくなってしまったため、何度も見損なっていました。
    ずっと再放送してくれないかと待ち望んでいたところ、8月から第2シーズンが始まるということで、第1話からの放送が始まりました。
    はっきり言って、かなり私好みの内容です(^^;)。
    The X-Files好きなのもので・・・
    似たようなシチュエーションのTakenも初めは途切れ途切れながら、何とか見ましたが、最後はグイグイと引き込まれるように見てましたから。

  • Lyenaさん、ありがとうございます。
    今冬レンタル開始だそうですよ。
    それまでにWOWOWでまたリピート放送があるような気もしますが・・・。
    これからも、もし見逃したエピソードがありましたら、このブログのストーリー紹介を読んでみて下さいませ~。

  • 情報ありがとうございます。
    ストーリーは、参考にさせていただきますね。

  • 『4400 未知からの生還者 シーズン1』

    ある日突然宇宙から光と共に過去60年の間に全世界で行方不明になっていた人々が生還する。その数4400人。事態を深刻に捉えたアメリカ国土安全保障省は生還者を一時的に収容所に隔離し、敏腕調査官トムと科学者ダイアナに調査を依頼する。その後人権保護団体の訴えにより生還..

  • こんにちは。TBありがとうございます。
    なかなか見応えのあるドラマですよね。
    私はWOWOWユーザーなので、現在シーズン2を見ている最中ですが、この先どのような展開になるのかとても楽しみです。
    こちらからもTBさせて頂きました。
    これからもよろしくお願いします♪

  • クマさん、ありがとうございます。
    正直言うと、シーズン1の頃はこんなにシリーズが続くと思っていませんでした。
    来年からのシリーズ4も期待して待っています!
    うちはちょっとネタバレしちゃってますが、よろしければまた覗きに来て下さいませ~。