The 4400 #4.06 – The Marked

4400 未知からの生還者4 第6話 「刻印ある者」

マルコに出来の悪い自主制作映画を見せられるトムとダイアナ。それは1963年のケネディー大統領暗殺事件の真相を暴く内容だった。忙しい最中になんでこんな映画を観なきゃならないのかと文句を言う二人に、マルコはこの映画の監督が生還者のペックだと教える。未来から生還して以降、ペックは今まで明かされていなかった陰謀の数々を映画という形で暴き続けてきた。しかし、ペックの消息が数日前から途絶えてしまったため、二人に探し出して欲しいと言うのだ…。

ペックの身辺を探るうち、最新作 『The Marked』 の予告編を手に入れたトムとダイアナ。その内容はこういうものだった。人類の救済を望まない勢力によって、10名のスパイが現代に送り込まれている。スパイたちは生還者のような能力は持っておらず、普通の人間と見分けはつかない。ただ、左耳の後にXのマークがついていると。そして、その一人はかつて4400センターでショーンの補佐をしていたマシューとのことだった。マシューは彼らにとって最強の兵器となるはずのイザベルを導く役目であったが、まだ自分の使命を理解していないイザベルによって逆に殺されてしまった。そしてもう一人だけ正体が分かっているのは、世界的に有名なソフトウェア開発会社ユビエントの社長イムロスらしい。

探りを入れるためユビエント社を訪ねるトムとダイアナ。イムロスの左耳の後にXのマークはなかったが、なんらかの傷跡のようなものが残っていた。これは生まれつきの痣(あざ)だと説明するイムロスだが…。NTACに戻った途端、トムは拘束され強制入院させられる。世界的な著名人を未来人のスパイだと疑うトムには、精神鑑定が必要だと…。一人取り残されたダイアナの前には、助けを求めてペックが姿を現した。残り8名のスパイが誰かを教えて欲しいと頼むダイアナだが、ペックはそれは脚本を完成させないと分からないと言う。落ち着いて脚本を書ける所は無いかと尋ねられたダイアナは、ペックをマルコの家に連れて行く。だが結局、ペックはマルコがゴミ出しをしている隙に何者かによって連れ去られてしまう。そして病室で寝ていたトムは無理やり何かを注射され、気がついた時には、イムロスと同じような傷が自分の左耳の後についていた…。

一方、隠れ里を捨てたジョーダン・コリアーやカイルは、信者を率いてシアトルに潜伏していた。カイルから送られてきたホワイトライト教の聖典を読んだショーンは、久しぶりにジョーダンと対面。仲間に加わって欲しいと誘われたショーンだが、自分にはマイアが危険人物だと予知したガブリエルを止める使命があると断った。しかし、4400センターに戻ったショーンは、ガブリエルが脳卒中で倒れたと秘書から知らされる。ジョーダンのアジトを再び訪ね、あんたがやったのかと問い詰めるショーン。自分たちは何も関与していないと否定するジョーダンだが、もはやその言葉を素直に信じるショーンではなかった…。

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なんかよく分からんうちに殺されて、お前は一体何者やってん?…と多くの視聴者が突っ込んでいたであろうマシューの正体がついに明らかにっ!

未来の地球、そして人類を救う目的で、良い未来人によって現代に送り込まれたのがジョーダン・コリアー率いる生還者たち。一方、反対の勢力である悪い未来人によって送り込まれたのが生還者を抹殺する最終兵器(のはずだった)イザベルと10名のスパイたち…ってことになるんでしょうけど、まぁ今のところどっちが本当に善か悪かは不明。

新キャラで、どう考えてもマイクロソフトのビル・ゲイツをモデルにしたようなイムロスを演じているのは『Carnivale』 でジョーンズ役のティム・ディケイ。