プリズン・ブレイク: ファイナル・ブレイク

免責を受け、晴れて自由の身となったマイケルたち。その数週間後、リンカーンとスクレに見守られながら、マイアミのビーチで結婚式を挙げるマイケルとサラがいた。しかし、そこにFBI捜査官らが現れ、包囲されてしまう。自分たちは自由の身のはずだと声を荒げるリンカーンだが、FBIの狙いはサラだった。サラがマイケルの母クリスティナを撃つ姿が、監視カメラに撮られていたのだ。否応なしに連行されるサラを、ただ見届けるだけしかできないマイケルたちだった…。

マイアミ・デイド刑務所の女子棟に収監されたサラは、刑務官らから早速リンチを受けるはめに。かつてフォックスリバー刑務所に勤めながら、脱獄の手助けをしたサラは、刑務官らにとっては裏切者でしかなかった。傷だらけでベッドに戻ったサラは、今度はダディーと呼ばれる女囚に目をつけられる。自分たちのファミリーに入れと誘われるものの、サラは頑なに拒絶する。

一方、同じ刑務所の男子棟にはティーバッグとクランツが収監されていた。サラが女子棟にいるのを知ったクランツは、その首に賞金を賭けてサラを無き者にしようと企む。

食事のため食堂に来たものの、座る席が無く戸惑っているサラに声をかけたのは、誰あろうあのグレッチェンだった。嫌々ながらも一緒のテーブルについたサラだったが、急に体調に変化が。食事に毒を盛られていたのだ。幸いにも気づくのが早かったため、サラとお腹の中の赤ん坊は母子ともに大事には至らなかった。

その知らせを受けたマイケルは、すぐにクランツが裏で糸を引いていることを悟る。面会に向かい、サラではなく自分を殺せと迫るマイケルだが、それでは面白くないとクランツは答える。マイケルを生涯、嘆き苦しませるためにはサラを殺す方が効果的なのだと。

一刻も早くサラを救い出さなければ、いつ殺されてしまうか分からない。リンカーンとスクレと共に、サラを脱獄させるための準備を始めるマイケル。しかし、そのためには、どうしても獄中のティーバッグの協力が必要だった。

刑務所を偵察するリンカーンの姿を見かけたグレッチェンは脱獄計画に気づき、自分も仲間に入れろとサラを脅す。身を守るためにダディーのファミリーに入ったサラをまた孤立させようと、グレッチェンはダディーを罠にかける。

その頃、復職を願ってFBI本部で面接に挑むマホーン。しかし、マホーンを擁護するのは元部下のラングだけ。やはり、そんなに話は甘くなかったと意気消沈のマホーンに、内務調査官のサリンズが声をかける。マイケルがサラを脱獄させるつもりに違いないと睨んだサリンズは、捜査官への復職を餌に、マホーンにマイケルの計画をスパイするよう取引を持ちかける…。

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TVシリーズの最終回では、一応ハッピーエンドで終わったあと、その4年後のエピローグで主要キャラのそれぞれの現状が描かれていましたが、その間に知られざる「最後の脱獄作戦」があったわけです。

新キャラの女囚ダディーを演じるのは懐かしのロリ・ペティ。そしてマイケルたちを付け狙うFBI捜査官は『デッド・ゾーン』のウォルト保安官ことクリス・ブルーノでした。

1 個のコメント

  • […] ポセイドンが言うには、ケラーマンがマイケルたちに与えた免責など簡単に無効にでき、リンカーンを始めサラや皆を本当に自由の身にさせてやりたいのならば、命令に従えとのことだった。その後、サラが投獄された(「ファイナル・ブレイク」参照)のは、実はポセイドンの指示にマイケルが従わなかったためであった。ポセイドンには逆らえないと悟ったマイケルは自身の死を偽装し、その手先として働くしかなかったのだ。 […]

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