Lost #6.02 – LA X, Part 2

LOST シーズン6 第2話「テンプル」

[2004年、ロサンゼルス国際空港] 税関検査の列に並び始める815便の乗客たち。トイレに行きたいとマーズ保安官に頼んだケイトには、もちろん別の目的があった。そこでマーズを襲って気絶させ逃走したケイトは、エレベーターに駆け込む。それに乗っていたソーヤーは、手錠のままのケイトに気づくが、あとから乗り込んできた職員たちに気づかれないよう庇い、逃がしてやるのだった。なんとか空港の外に出られたケイトだが、そこに意識を取り戻したマーズが追って来た。目の前のタクシーに飛び乗ったケイトは、運転手を銃で脅して出発させる。そんなケイトに怯え、隣で震えているのは先に乗っていた乗客の…。

高価な腕時計と申告外の大金を見つけられたジンは、職員の質問にうまく答えられずキレてしまい、別室へと連行される。もし英語が理解できるのならば、夫を助けてあげなさいと職員から勧められたサンは…。

アナウンスで呼び出され、オーシャニック航空のカウンターに向かったジャックは、信じられない話を聞かされる。シドニーで積み込まれたはずの父クリスチャンの棺が、載っていなかったと言うのだ。葬儀まで2時間しかないと怒るジャックだが、棺がどうなったか見当もつかないとの答え。苛立つジャックに声をかけ、気持ちを落ち着かせてくれたのは、815便で近くに座っていた車イスの男ロック。ジャックはお礼にと神経外科医であることを明かし、ロックの診察を申し出る…。

[2007年、島] サイードの命を救うため、寺院へと向かうことにするジャックたち。しかし、ソーヤーはジュリエットの遺体を埋葬するため同行を拒み、マイルズだけに残るよう頼んだ。埋葬を終えると、マイルズにジュリエットと話をしてみて欲しいと言うソーヤー。瓦礫の下から助け出したものの、結局ジュリエットはソーヤーに何かを言いかけて亡くなった。それが何だったのか、ソーヤーはどうしても知りたかったのだ。ソーヤーのために、マイルズがジュリエットから聞き出した最後のメッセージとは…。

ジンの案内で寺院の外壁らしき場所にたどり着いたジャックたち。そこに開いた穴に入り、地下道を進んでいた一行は、何者かによって襲撃され、地下道を抜けた先に連れ出される。ジャックたちの目の前にそびえ立っていたのは、まさに神秘的な寺院であった。そこから出てきたドウゲンは、寺院を見た者を生きては帰せないと、部下にジャックたち全員を射殺するよう命じる。ジェイコブに遣わされたとハーリーが説明しても信じないドウゲンだったが、ジェイコブから託されたというギターケースの中を見ると急に態度を変える。

瀕死のサイードを救うため、急いで泉に運ばせるドウゲン。しかし、その水はいつものように澄んでおらず、ドウゲンもその右腕のレノンも動揺を隠せない。ドウゲンはナイフで自分の手を切り、泉に浸けてみるが、やはり傷は治らず。だが、サイードを救う方法はこれしかない。サイードを泉に沈めてしばらくすると、意識を取り戻したのは良かったが、今度は息が出来ず、もがき苦しみ始めた。ジャックたちの抗議を無視するかのように、いつまで経ってもサイードを引き上げさせないドウゲン。ようやく引き上げた時には、サイードはピクリとも動かない。手遅れだったと冷たく言い放つドウゲンに、強い不信感を抱くジャックたち。

やがて、ジャングルにいたはずのソーヤーとマイルズも連行されて来た。サイードの死を悲しむ中、独りだけドウゲンに呼び出されたハーリーは、ジェイコブはいつ寺院に来るのかと尋ねられる。何も知らない様子のドウゲンに、ジェイコブは死んだと告げるハーリー。血相を変えたドウゲンは部下たちに指示し、寺院の周りに灰を撒いて結界を張る。"奴"が中に入れないようにと。

寺院の方角から打ち上げられた照明弾を見て、非常事態が起こったことを知るリチャード。その時、石像の隠し部屋では、ロックがベンに自分の正体と目的を明かしていた。石像から出てきたロックと対峙したリチャードは、ようやくロックの素性に気づくものの、時すでに遅く…。

* * * * *

新キャラのドウゲン役で真田広之が登場! 今回、劇中ではまだ名前は明かされていませんが、漢字では「道厳」と書くそうです。寺院にいるアザーズのリーダーらしい。英語は分かるけど、あえて日本語でしか話さない人という設定らしく、ジャックたちにはもちろん、仲間のアザーズとの会話でも、右腕であるレノンがいちいち通訳しないといけない。そんなレノンさんは、見た目がジョン・レノンっぽくて…何だこの安直なキャラ名のつけ方は?

そして、寺院には815便のキャビンアテンダントだったシンディーもいました。ザックとエマも一緒に。

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