24: Live Another Day 8:00P.M.-9:00P.M.

『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』第10話

ジャックの追跡をかわしながら逃走を続けるナヴァロ。エイドリアンに指示されるまま駅にたどり着くと、そこには封筒に入ったパスポートなどが用意されていたが、引き換えに装置をその場に置いたところで、追いついたジャックに見つかり逮捕されてしまう。しかし、装置はその隙にエイドリアンによって持ち去られていた。駅の中に入ったジャックは、装置を持ったエイドリアンがクロエと共に地下鉄に乗り込むところを目撃する。まさかクロエが…今まで協力してきたのは装置を手に入れるための芝居だったのか? ケイト捜査官らが疑惑の目を向ける中、クロエに限ってそんなはずは無いと信じたいジャックだが…。

一方、クロエはエイドリアンから装置は実は自分が考案したものだと聞かされる。それを部下のデリックに盗まれ、その結果テロに使われてしまったのだと。今後は自分なりの平和目的のために使わせてもらうとエイドリアンは言うが、軍のシステムにも入り込めるような危険な装置を、クロエは黙って見過ごせなかった。装置を奪って逃げようとするクロエだったが、すぐにエイドリアンに気づかれ失敗してしまう。

CIAロンドン支局に連行されたナヴァロを尋問するジャック。今朝とは立場が逆転した二人だが、ナヴァロもそう簡単に口を割るはずは無かった。直接会ったこともなく、取引相手がエイドリアンだとは知らなかったが、装置の行方を知る方法はあると言う。だが、それを教える条件はただ一つ、免責による無罪放免だった。その間に、ナヴァロが分析官のジョーダンを抹殺しようとした理由を知ったケイトは、免責など許されないと声を荒げるが、政府の意向はナヴァロの要求をのむというものだった。

ジャックの拷問により負傷したナヴァロは医務室に運ばれるが、そこに銃を持ったケイトが現れる。夫の復讐しか考えられないケイトは、装置の行方などどうでも良いとナヴァロの頭に銃口を突きつける。異変に気づいたジャックがケイトに銃を向けるが、ケイトは言うことを聞かず。ケイトが本気であると知ったナヴァロは、思わず装置追跡用の秘密のコードを口走る…が、全てはジャックとケイトが仕組んだ芝居だった。こうして免責を受けることなく白状してしまったナヴァロを待つ運命はただ一つ。死刑執行には必ず立ち会うと言い残し、ケイトはその場をあとにする。

ロシア側に連絡を入れた首席補佐官マークは、ジャックの引き渡しは出来なくなったが、居場所を知る方法を教えると釈明。ジャックが使っている通信機のコードを伝え、あとはそちらで勝手にやってくれと頼む。どんな形であれ、ジャックさえ捕らえられれば満足だと、ロシア側は取引に応じた。しかし、その後でジャックが装置奪還に向かっていると知ったマークは、拉致作戦を待ってくれとすぐに連絡を入れるが、すでにジャックとケイトが乗った車を狙ってトラックが突っ込んでいた。

クロエを連れてアジトに戻ったエイドリアンは、部下たちが皆殺しにされている惨状を目の当たりにする。慌てて逃げ出そうとするも、中国人たちに取り囲まれてしまう。彼らのボスらしき男の顔を見て驚くクロエ。それはCTU在籍時代、何度も苦汁をなめさせられたチェンだった。かつて、ジャックやオードリーを拉致監禁し、拷問にかけていた張本人なのだ。機密情報をチェンに売っていたことをクロエに打ち明けるエイドリアン。さらに、そもそも装置の製造を依頼してきたのがチェンだったと言う。早速、装置を使おうとするチェンだが、無人飛行機の操縦用に改変されており、思うように扱えない。装置を元に戻さないとエイドリアンを殺すと脅され、クロエは仕方なく協力させられる。やがて、装置が使えるようになると、チェンはアメリカの潜水艦に偽の命令を送り、中国の空母に向けて魚雷を発射させる…。

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