『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』第2話
別行動を取るため、安全な場所に隠れているよう言われたクロエは、ジャックと別れたあと、自分のアジトへと向かう。そこはエイドリアンをリーダーとする暴露サイトの隠れ家で、クロエもそこにハッカーとして所属しているのだった。3日も姿を見せないので心配していたと言う仲間に、CIAに捕らえられ拷問されたが、何も喋ってはいないと安心させるクロエ。そして、旧友のジャックが助け出してくれたのだと。それを聞いたエイドリアンは、すぐこのアジトを放棄し、別の場所に移動するよう皆に指示を出す。ジャックは友人だし、心配は要らないとクロエが言いかけた途端、そのジャックが銃を構えて乗り込んできた。
ジャックの目的は、ここに所属するハッカーのデリックだったのだ。アジトを突き止めるために利用され、尾行されたことにショックを隠せないクロエ。エイドリアンに銃を突きつけ、デリックを差し出せと迫るジャックだが、デリックの行方は誰も知らない。自分たちが得た情報を私利私欲のために利用しようとするデリックは、エイドリアンたちと袂を分かち、行方をくらましていた。ヘラー大統領の暗殺計画があり、それにデリックが関与しているとジャックに聞かされたクロエは、サポート役が必要でしょうと、協力を申し出る。だが、友人なら銃など使わず、ただ頼んでくれれば良かったとクロエに言われ、ジャックは返す言葉が無かった。
そして、ようやくクロエがデリックの居場所を突き止め、ジャックと共にそこに向かった時、CIAがクロエの現在地を特定。ジャックがデリックを匿っているギャングと撃ち合っているところに、ケイト捜査官らが現れる。現場で鉢合わせになり、揉めている隙に、デリックは恋人を連れて逃げてしまった。ケイト捜査官に、自分はヘラー大統領暗殺阻止のために動いていると告げるジャックだが…。一方、逃げ延びたデリックは、無人飛行機の遠隔操作を乗っ取り、自由にコントロールできる装置を売るため、取引現場へと向かっていた。しかし、さっきのジャックやCIAの襲撃を、装置の買い手であるマーゴと呼ばれる女性が裏切り、差し向けたのだと勘違いしたデリックは、別の買い手を見つけようと恋人に打ち明ける。
ジャックに逃げられたとCIAロンドン支局長ナヴァロから報告を受けた首席補佐官マークに追い打ちをかけたのは、アフガニスタンでの無人飛行機による誤爆だった。ただちにマークから誤爆により死亡した4名のうち、2名はイギリス兵だと聞かされたヘラー大統領は窮地に立たされる。ただでさえ、無人飛行機に反対されているのに、それが誤爆事故を起こしたとなっては弁解の余地も無い。事故当時、無人飛行機を遠隔操作していたタナーをイギリス軍に引き渡し、調査をさせると言い出すヘラー大統領。たとえどんな理由があろうとも、自国の兵士を他国で裁かせるなど異例中の異例だと反対されるが、大統領は聞く耳を待たず。また、自分自身もイギリス議会の場に立つと。厳しい追及があるだろうと、予行演習を行う大統領に、想定される質問を次々と投げかけるマーク。だがその中で、大統領は犠牲者の数を言い間違ったり、犠牲者の名前を思い出せなかったりと失態を演じてしまう。今はまだ、大統領自身と娘オードリーだけしか知らない秘密。そう、大統領は認知症を患っていた…。
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