24: Live Another Day 4:00P.M.-5:00P.M.

『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』第6話

ナヴァロ局長率いるCIA捜査官らが突入した屋敷に、無人飛行機からのミサイルが直撃。約半数の捜査官らが犠牲となった。アメリカ合衆国大統領ヘラーは、やはりジャックに頼るしか無いと決断し、ナヴァロにジャックへの全面協力を指示。そしてジャックは、現在CIAロンドン支局内で干されているケイト捜査官を相棒に指名した。アメリカ大使館を出る直前、首席補佐官マークがジャックの前に現れる。妻であるオードリーが密かにジャックと二人きりで会ったことを気にし、様子を探りに来たのだ。ジャックとの過去の関係や、そのせいでオードリーが酷い目に遭ったことも知っているマークは、二度と妻の前に姿を見せるなと警告する。今回の作戦から生きて戻れたとしても、その時は投獄されるので、もうオードリーに会うことは無いと答えるジャック。そして、オードリーがマークを良い夫だと言っていたと伝え、彼女を幸せにしてやってくれと言い残して去るのだった。

テロリストのマーゴにまんまと騙されたCIAの失態を見た英国首相デイヴィーズは、テロが起こるのはロンドンであり、アメリカだけに対策を任せてはおけぬと憤る。ステルス機のためにレーダーにも映らないと言うが、無人飛行機を発見し撃墜する方法は無いのか? 無人飛行機のデータを渡すようにとの要求を、機密情報を盾に断るコバーン将軍だったが、ヘラー大統領に一喝され仕方なく従うことに。その後、ヘラー大統領が認知症を患っているらしいとの極秘情報を得たデイヴィーズ首相は、怒りを通り越し呆れてしまう。ジャック・バウアーとかいう国際指名手配犯なんかに捜査を任せたのはそのせいだったのかと。ヘラー大統領の能力に疑問を持ったデイヴィーズ首相は、英国情報局保安部MI-5の出動を要請する。

ロシア大使館からの電話を受けたマークは窮地に陥る。ジャックの身柄を引き渡すという書類はとっくに受け取ったが、未だに実行されていないのは何故なのかと問い詰められたのだ。その書類はジャックが逮捕されたのがヘラー大統領やオードリーに知られる前、密かにジャックを闇に葬ろうとしていた時のものだった。しかも、ヘラー大統領の署名を自分が偽造してしまっている。今日中に正式な回答を出すよう求められるが、今となっては引き渡しなど到底できるはずはなかった。

ジャックとケイトが向かったのは悪名高き武器商人ラスクのアジトだった。マーゴとラスクは以前から取引をしているため、そこからマーゴたちの情報を得られないかとジャックは考えていた。なぜマーゴとラスクの関係を知っているのか? それはジャックがこの2年間、ラスクの下で働いていたからだった。もちろん、ジャックが悪に身を染めた訳ではなく、ラスクの組織に潜入し、その取引相手たちを壊滅させるためだったと言う。だが、2週間前にヘラー大統領の暗殺計画に気づいたため、もうラスクの下へは戻らなかったと。そのため、ラスクには裏切者だと思われているに違いなく、このままアジトに戻っては怪しまれてしまう。そこで、CIAに目を付けられたため、わざとラスクと距離を置いた事にし、その証拠としてCIA捜査官であるケイトを拉致してきたという筋書きであった。ケイトを車のトランクに詰め、アジトに乗り付けたジャックだったが、それを監視していたMI-5は、ジャックが本当にケイトを拉致したと勘違いし、アジトに突入して、せっかくの囮捜査を妨害してしまい…。

ナヴィードを処刑したマーゴたちが、その遺体を片付けようとした時、ナヴィードの携帯に着信が。それはナヴィードの姉からで、突然ロンドンから逃げるようにと言われたが、それ以降連絡がつかないので心配しているとのことだった。ナヴィードは姉に何をどこまで喋ったのか? マーゴは娘のシモーンに義姉に会って、確かめるよう命令する。そして、もし彼女が知り過ぎていたなら…。義姉に会いに出かけると、娘ヤスミンも一緒だった。詳しいことは何も知らないようだと報告するシモーンに、マーゴは非情にも念の為に母子を始末しろと命じた。自分に懐いてくれているヤスミンまで殺すことが出来ないシモーンは命令に逆らい、やはりすぐロンドンから離れるようにと告げるのだが…。

CIAロンドン支局では、分析官のジョーダンが、ケイトの夫アダムに関するファイルが全て消されていることに気づく。アダムはスパイ容疑をかけられ自殺し、そのせいでケイトが局内で肩身の狭い思いをしているのだ。早速、ナヴァロに異常を報告し、更なる調査を請うジョーダンだが、今はテロ阻止に専念しろと一蹴されてしまう…。

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