ツイン・ピークス The Return 第2章

The stars turn and a time presents itself.

【サウスダコタ州バックホーン】
勾留中のウィリアムは、面会に来た妻フィリスに、ルースを殺していないし、部屋にも行ったことはないと弁明。だが、彼女が殺される現場をなぜか夢で見たと打ち明ける。そんな話には聞く耳を持たず、以前からルースと浮気していることに気づいていたと言うフィリス。するとウィリアムは、顧問弁護士ジョージとの浮気を知っているとやり返す。遅れてやって来たジョージに不倫がバレていることを告げ、先に一人で自宅に戻るフィリスだが…。

一方、悪クーパーが欲しているのはウィリアムが持つある情報であった。現状ではウィリアムに直接手は出せず、それを知っているであろう秘書から聞き出すしか無い。そんな中、悪クーパーは手下のダーリアたちが何者かと通じ、自分を裏切ろうとしていることに気づく…。

【ラスベガス】
部下のロジャーを呼び出すと、大金を手渡すダンカン。それを”彼女”に渡して”仕事”だと伝えるようにと。なぜこんなことをさせるのかと問いかけるロジャーに、”彼”のような輩と関わって欲しくないとだけダンカンは答えた。

【ツイン・ピークス】
森の中を探索していたホークがたどり着いたのは、ブラックロッジへの入り口とも言われる、あのグラストンベリー・グローヴだった。

【ブラックロッジ】
片腕の男ジェラードことマイク、ローラ・パーマー、リーランド、そしてかつて踊る小人だった喋る木と出会うクーパー。ある者はクーパーに助けを求め、ある者は今ならここから出られると言い、ある者はまだ出てはいけないと言う。脱出を試みるクーパーだが、やはり抜け出せそうには無い。だが、そこに喋る木の荒々しいドッペルゲンガーが現れると、クーパーの足元の床が裂け…

【ニューヨーク】
…落ちた先は大きなガラス箱の上だった。箱の中に吸い込まれたクーパーは、しばらくその中を漂っていたが、やがてまた深い闇の中へと落ちて行くのだった…。

【今日の一曲】ロードハウスのライブで演奏されている Chromatics – Shadow

ここから先はネタバレです! 今回のチェックポイント等を紹介します。

ウィリアムの隣の檻にはマルホランド・ドライブにいそうなホームレスが。しかも…。
null

招かねざる客、悪クーパーと対峙するフィリスですが、話していた感じでは顔見知りっぽい。しかも悪クーパーが使う銃はジョージのものだと言う。校長夫妻と顧問弁護士、悪クーパーと一体どんな関係が。あと、フィリスが背後から撃たれるシーンで空間が歪むような特殊効果が入ります。どういう意味があるのか? 録画してる方はスロー再生して見て下さい。
null

ラスベガスに登場する新キャラは、今のところ誰とどう繋がってるか不明。会話も”彼女”とか”彼”とかばっかで名前で呼ばないし。
null

ブラックロッジにいる懐かしの面々。マイク、ローラ、リーランドは良しとして、喋る木って何だよ! 踊る小人=マイクが切り落とした片腕が進化した姿だそうです。大人の事情で小人役のマイケル・J・アンダーソンが出演しないので苦肉の策なのかも知れませんが。
null

クーパーが落ちたガラス箱ってのは、前回サムがずーっと見張っていた箱と繋がってて壁の外、つまりビルの外に出っ張ってるんですね。その辺がブラックロッジと繋がってると分かってて作られたんでしょうけど、残念ながらちょっとズレてるのかな? 構造としてはハムスターの遊び場として売ってるこんなやつみたいなん。
null

ロードハウスの客としてシェリーとジェームズも少しだけ登場。シェリーに色目を使うレッド役には『ロスト・ハイウェイ』のバルサザール・ゲティ。そして注目して欲しいのはレッドの後ろに写っている髭面の男。旧シリーズで殺されたはずのジャック・ルノーに似てる…のは当たり前で、同じ俳優さんが演じているジャン=マイケル・ルノーだそうです。
null

悪クーパーが信頼を置く仲間シャンタル役には、リンチ作品初登場となるジェニファー・ジェイソン・リー。あと、演じていたデヴィッド・ボウイが亡くなったので画面には登場しなさそうですが、フィリップ・ジェフリーズ捜査官も悪クーパーと関係あるようです。
null

* * * * *

日本ではWOWOWで7/22より放送開始!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です