シーズン3 第12話 「天国と地獄」
SONA近くの道路でバスを乗っ取ったリンカーンは、乗客を降ろすとそのままバスを電柱に激突させる。それと同時にSONAも停電となり、ルチェロ、ティーバッグ、ベリックはついにチャンスが来たと脱出口から飛び出した。だが、予定よりも早く電気が復旧して簡単に発見され、ルチェロは監視兵に撃たれて負傷、ティーバッグとベリックはあっさりSONAに連れ戻される。しかし、これはすべてマイケルの計算通りだった。この混乱に乗じて、マイケルはウィスラー、マホーン、マグレディを連れて脱獄に成功する…。
浜辺でマイケルたちと合流したリンカーンは、事前にクーラーボックスに入れて埋めていた小型の酸素ボンベを皆に配る。その時、鳥の図鑑をどこかで落としたことに気づいたウィスラーだが、取りに戻るヒマは無く諦めるしかなかった。マイケルたちが海に飛び込んだ直後、あとを追っていた監視兵たちが浜辺に着くが、周りを見渡しても泳ぐ人影や船は発見できなかった。まんまと潜水したまま沖合のブイに泳ぎ着いたマイケルたち。リンカーンはここにスクレが船で迎えに来ることになっていると言うのだが…。
その時、スクレは別件の容疑でSONAの詰所にまだ拘束されたまま。だが脱獄の対処に追われ、多忙の司令官は、脱獄に関係ないそんな小者はさっさと追い出せと部下に命令する。一方その頃、ティーバッグは拷問にかけられるため詰所に連れて行かれるところだった。その途中、ウィスラーの図鑑を発見し、ポケットに忍ばせるティーバッグ。ようやく拘束を解かれ、スクレが詰所から出ようとした瞬間、それを見たティーバッグはあいつは脱獄の共犯者だと叫んで罪をなすりつける…。
思わぬ助っ人のおかげで、海から助け上げられたマイケルたち。パナマ市内に戻ると、スーザンとの取引するための次の行動に移ることとなる。取引をこちらに有利に進めるため、リンカーンはスーザンの指示に従わず、取引場所を変えると逆にスーザンに指示を出す。工場跡に隠れながらスーザンの到着を待っている間、ここで別れようと言ってマホーンが去ろうとすると、リンカーンはその背中に銃口を向ける。父の仇であるお前を生かして帰すつもりなど最初から無かったと…。
浜辺に埋めた謎のクーラーボックス。ジャングルの小屋と銃声を録音したテープ。製作陣もそんなネタフリをもう忘れてるんじゃないかと思っていましたが、今回やっとそれらが活躍することに（笑
あとスクレは作戦か何かでわざと捕まったのかと思いましたが、ホントにたまたま捕まっただけだった…。
