シーズン4 第1話「スキュラ」
SONAから脱獄して3週間後、マイケルはロサンゼルスにいた。マイケルの頭にあるのは、サラを殺した連中に復讐を遂げることのみ。そして今日、ついにその計画を実行する時がやって来たのだ。マホーンの運転するリムジンから降りて来たのは、正装したウィスラーとグレッチェン。ホテルのパーティー会場に向かった二人を追って、マイケルも中に入る。グレッチェンを残し、一人でさらに奥の部屋に入ったウィスラーは、そこにいた男たちからデータカードを受け取ると、その場で全員を射殺した。別の部屋に移動し、カードをコピーしていたウィスラーは、銃口を向けているマイケルに気づく。そこにグレッチェンが現れたため、改めて銃口を向けなおすと、実はサラはまだ生きていると言う。真相を吐かせようとするマイケルだが、ウィスラーが殺した男たちの死体が発見されたため、すでに警官たちがホテルを包囲しつつあった。ホテルからは無事に抜け出せたが、マイケルはウィスラーたちに逃げられてしまう…。
"閣下"に呼び出されたグレッチェンは、カードはコピーされたものだったと叱責される。その時、初めてウィスラーに裏切られたことに気づいたグレッチェンは、必ずオリジナルのカードを取り返すと言い訳するが、"閣下"は別の殺し屋ワイアットにグレッチェンの始末を命じ、その場をあとにする。残されたグレッチェンは必死に命乞いをするが、ワイアットは無表情のまま銃を構えた。
電話をかけてきたマイケルから、サラが生きているかも知れないと聞かされ驚くリンカーン。兄貴が見たのは本当にサラの生首だったのかと問い詰められると、違うかも知れないような気がしてきたリンカーン。話のついでに、SONAで暴動が起きて、スクレ、ベリック、ティーバッグたちが行方不明だと教えるリンカーン。この3週間、弟の苦労も知らずに、パナマでソフィアとLJと楽しく暮らしていたリンカーン。そんなリンカーンだったが、電話を切ったあと、自分たちを監視している男の存在に気づく。格闘するうち銃が暴発して男が死んでしまい、リンカーンはその場で逮捕されるのだった。
国境近くの砂漠で、密入国業者のトラックから降りたスクレとベリック。そんな二人を車で迎えに来た助っ人はベリックの母だった。その後、まだ会ったことのない自分の子供を一目でも見たいと、病院を訪ねたスクレだが、そこには警官が待ち構えており、付き添って駐車場で待っていたベリックも一緒に逮捕されてしまう。
秘密の連絡用にと、かつてスクレに教えたネット掲示板にアクセスしてみたマイケル。すると、サラの情報を知っているという人物からの伝言が残されていた。それに従い、待ち合せ場所に行ってみると、そこに現れたのはマホーンだった。カンパニーを倒すための鍵となる"スキュラ"と呼ばれるデータカードを手に入れるため、ウィスラーと組んでグレッチェンを騙していたと打ち明けるマホーン。だが、問題が起きたため、マイケルの力が必要だと言う。そして協力してくれれば、ウィスラーがサラの居場所を教えると。
場所を変え、ウィスラーと密会するマイケルとマホーン。"スキュラ"を解析するためには、とある警戒厳重な場所に潜入しなければならない。そのための重要な情報が、あの鳥の図鑑に隠されているのだが、脱獄の際に紛失してしまった。そこで、どうしてもマイケルの頭脳が必要なのだとウィスラーは言う。だが、その話の途中でウィスラーは狙撃されて即死。マイケルとマホーンが慌てて逃げ出した後、ワイアットはウィスラーの死体から、"スキュラ"を回収する。それがオリジナルだと確認した"閣下"から、この件に関わった全員を始末するよう命じられたワイアットは、早速マホーンの家族の元へと向かう。
家族に会うため、自宅に向かっていたマホーンの目に入ったのは、自宅を取り囲んでいる警官たちの姿だった。異常を感じたマホーンは、逮捕されるのも構わず、家に向かって走り出す。中には入らない方がいいと止められたマホーンは、家族がカンパニーによって抹殺されたのを知る。
ウィスラーの話から、サラがシカゴに戻ったことまでは分かった。手がかりを求めてシカゴに向かったマイケルは、公衆電話からサラが頼るであろう唯一の人物、サラの父であったタンクレディ知事の親友ベネットに電話をかける。だが、話の途中で警官に見つかり、マイケルもあっけなく逮捕されてしまう。
連行されたマイケルの前に現れた男は、国土安全保障省の特別捜査官ドンと名乗り、ウィスラーの代わりにロサンゼルスにあるカンパニーの施設に潜入すれば、マイケルとリンカーンの服役を免除すると条件を出す。リンカーンがパナマで逮捕されたのを知り、驚くマイケル。さらに、二人の父アルドも"スキュラ"を追っていたと聞かされる。リンカーンをパナマから移送させ、改めて兄弟を説得するドン。だがその時、ベネットの根回しによって、マイケルとリンカーンは突然釈放される。そしてベネットは、マイケルたちをサラの元へと案内するのだった。
久しぶりに二人だけのひと時を過ごしたマイケルとサラ。しかし、そこにワイアットの魔の手が迫る。カンパニーを倒さない限り、安息は訪れないと思い知らされたマイケルは、ドンに協力することを決意。そのために必要な仲間として、マホーン、スクレ、ベリックをドンの力で釈放させ、リンカーン、サラも加えたチームを結成する。
一方、パナマのモーテルで、ルチェロの愛人だったメアリーとよろしくやっていたティーバッグにも、ついに旅立ちの時がやって来た。密入国業者の車に乗り、アメリカに向けて出発したのだが、バッグに詰めた大金に目が眩んだ業者にボコボコにされ、途中で置き去りにされるのだった…。
今回のタイトルにもなっている"Scylla"は、英語では「シーラ」と発音しますが、日本語版では「スキュラ」になるだろうと予測して、そう表記してあります。意味は Wikipedia で。あと、今まで"将軍"と書いていたカンパニーの偉いさんも日本語版に合わせて"閣下"に、スーザンも本名の方のグレッチェンと表記します。
せっかく脱獄したのに、みんなまた捕まっちゃってどうなるかと思ったら、なんと打倒カンパニーのためのチーム・スコフィールド結成。何かが間違っているような気がするが、今までのシーズンとは違う意味で面白くなりそう。なんでベリックもチームに入れたのかと言うと、SONAでスクレが世話になったのでマイケルなりのお礼らしいです。
新キャラの捜査官ドンを演じているのはマイケル・ラパポート。殺し屋ワイアットを演じているのはクレス・ウィリアムズ。
シーズン3がイマイチだっただけにシーズン4への期待は高いですよねo(≧∀≦)o
スクレがあまりにも可哀相だったんで良かったです(^_^メ)
スキュラを使って入るのはあのシーズン2の最後の研究所みたいなとこなのかとかワクワクしますね!(ノ><)ノ
たかやさん、またありがとうございます。
シーズン3のグダグダ感は、脚本家ストの影響もあったりで仕方なかったのかなと思います。その代わりと言うか、このシーズン4第1話の展開が早いことったらなんの(笑。
そうだ、あの研究所、忘れてました。閣下も白衣なんか着てましたよね。次のエピソードで「1万人を犠牲に…」的な発言があったので、あそこで細菌兵器かなにかを作ってるのかも?
スクレとべリック・T-bagの脱出は超ご都合主義ですね。先シーズンは、マイケルたちはあれだけ苦労したのに、あっさり脱獄ですか・・・。
前のシーズンの主要キャラがシーズンプレミアで死ぬのもお約束ですね。
将軍、S2ではしゃべらなかったのに、喋りまくりだし。
T-bagは何でお金持ってるの??
てゆうか、政府のためにマイケルらが働く??A-teamの焼き直しですか???
結構がっかりです。S2で止めとくべきでしたね
Samさん、ありがとうございます。
ティーバッグの持ってた大金は、シーズン3終盤でルチェロがティーバッグに騙されて、愛人のメアリーに持ってこさせたヤツでは?
シーズン最初から見ています。シーズン2は細かいところまでチェックしたいがために何度も見ました。シーズン3はマイケルとリンカーンが入れ替わって物語が作られたって感じでしたが・・私にとってこの作品の魅力は出演者の個性的な部分と展開の速さですね。それと脚本の内容良い意味でのファンへの裏切りですか!そういった意味では今までではシーズン1がベストでもどれも大好きなのでわくわくしながら、全て見てます。最初の頃に比べるとマイケルがとても”男”っぽいし、カッコいい。シーズン4早く日本に入荷してほしいです
kさん、ありがとうございます。
ホント、シーズン1は傑作でしたよね。それ以降は、ストーリー的にちょっと…って部分もありましたが、キャラが光ってるので、飽きさせない作りになっていると思います。
僕が好きなキャラは、コメディリリーフっぽくなったティーバッグやベリック。マジメなキャラではマホーンとか良い感じ。
シーズン4は僕は楽しんで観ていますが、世間的にはあまり評判は宜しくないようで、打ち切りの噂も出ています。多くのファンの期待を裏切らない結果になるようガンバッテ欲しいと願っています。