Lost #5.02 – The Lie

strong>LOST シーズン5 第2話「嘘」

[3年前]救助してくれたペニーの船サーチャー号の上で、今後のことを話し合うジャックたち。島に残してきた仲間をチャールズ・ウィドモアの魔の手から守るため、ウソをついて生きていくしかないと皆に説明するジャック。しかし、ただ一人ハーリーだけは、一生ウソを貫くのは無理だと反対する。それに、島は消えてしまったため、チャールズにも位置が分かるはずが無いから安全だと。本当のことを話せば、世間も信じてくれるはずだと、逆にジャックたちを説得するハーリーだが…。

[現在]意識の無いサイードを助手席に乗せ、車を飛ばすハーリー。しかし、やがて一台のパトカーがその後にピタリとつき、停車するよう指示を出す。仕方なく車を止めたハーリーの前に現れた警官はアナ=ルシアだった。私が本物の警官だったら、大変なことになると説教するアナ=ルシア。ハーリーには、まだまだやらねければならないことがあるため、逮捕なんかされてはいけないと。そして、アナ=ルシアは、まずはサイードを安全な場所に匿えと指示すると、リビーが宜しく言っていると言い残して去って行く…。

アーロンを連れて、どこに逃げれば良いかと悩むケイト。ジャックに連絡しようとケータイを取り出したものの、ためらって電話をかけられない。と、そこに非通知の電話がかかる。それに出てみると相手はサンで、今ロサンゼルスにいると言う。サンを訪ねたケイトは、ダンという弁護士がアーロンと自分の親子鑑定をしに来たと相談する。するとサンは、自分の手でダンを始末するしかないとアドバイスする。それを聞いたケイトは、始末するとはどう言う意味なのか? 私をどんな人間だと思っているのかと怒りを露わにする。しかし、サンにとってケイトとは、あの貨物船でジンを探して来てあげると言いながら、それをせず自分だけヘリに飛び乗って生き延びた女。そのことを責めてはいないと言うサンだが、ケイトに連絡を取った本当の目的は…。

ジャックに自宅に戻って旅立ちの準備をして来るよう勧めるベン。島に持って行きたい物があるならば、スーツケースに詰めておけと。なぜなら、ジャックはもう二度とここに戻ることはないから…。その間、ベンはロックの遺体を安全な場所に置いて来ると言う。ジャックと別れたベンは、とある精肉店に向かうと、店員のジルにロックの"世話"を頼む。

サイードを背負って自宅に帰って来たハーリーに驚く父デイビッド。息子に頼まれたデイビッドは、ピクリとも動かぬサイードを車に乗せて、ジャックに助けを求めに行く。サイードを蘇生させようと、必死で治療に当たるジャックだが…。一方、その間ハーリーは母カルメンに815便墜落事故の真相を打ち明ける。そして、いつの間にかベンが自宅に侵入していた。もうウソはつかなくて良いと、そして一緒に島に戻ろうと誘われ、戸惑うハーリーだったが、サイードから言われていた言葉を思い出し、意外な行動に打って出る…。

[島では]浜辺に戻ってみると、キャンプや生活道具は無い状態だった。バーナードは火を起こそうとするが成功せず、マイルズは能力を使って死んですぐのイノシシを見つけてくるが、それを捌くナイフも無い。苛立ってソーヤーに暴言を吐いていたニールだったが、突然その胸に火矢が突き刺さる。それに続いて、次々と飛んでくる火矢を避けるため、ジャングルに逃げ込むソーヤーたち。仲間とはぐれたソーヤーとジュリエットは、謎の男たちに捕まってしまう。男たちは「ここは自分たちの島だ」と言うが、ソーヤーたちが知っているアザーズとは明らかに違っていた。絶体絶命のピンチに見舞われた二人だったが、そこに助けに現れたのは…。

[現在]どこかの暗い研究室で、島の位置を割り出そうと計算をしている女性。やがて、研究室を出た女性が階段を上ると、そこは教会であった。訪ねて来たベンの前でフードを脱いだ女性の正体はホーキングだった。ジャックたち全員を島に戻すタイムリミットは、あと70時間しかないとホーキングに告げられたベンは、明らかに時間が足りないことに珍しく焦りを見せる…。

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アナ=ルシアが「警察に捕まるな」とハーリーに言ったセリフは、明らかに自虐ネタですよね。演じているミシェル・ロドリゲスは、シーズン2撮影中に交通違反で捕まって、あんなことになったワケですから…。

火矢が刺さって死んだニールとは、フログルト君のこと(日本語版ではヨーグルト君ですが)。誰か忘れた方は『Missing Pieces』第2話の「ハーリーとヨーグルト君」をご参照ください。

そして最後に登場したホーキングとは、シーズン3の第8話『軌道』に出てきたデズモンド絡みの謎の女性。シーズン3の第17話『ジグソーパズル』にも隠しキャラ的に出てましたが。この女性がファラデーのお母さん?

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