4400 未知からの生還者2 第7話「美しき日々」
いつものように出勤したトムは、ジョーダン・コリアー暗殺事件の調査を始めようと、張り切ってダイアナに声をかける。しかし、ダイアナはコリアー知事は暗殺なんかされていないと答える。コリアー知事?…そう言えば他の同僚たちもトムに対する様子が変だった。みんなでからかおうとしているのか? だが、今はそんな状況では無いはず。いい加減に冗談は止めろと怒るトムに、ダイアナが心配して話しかける。トムは潜入捜査に失敗し、敵に捕まって3週間にも及ぶ拷問を受け続けたのだと言う。命は助かったものの、肉体的にも精神的にもダメージが酷く、長いリハビリを受けた末、やっと今日復帰できたのだと。何の事かまるで分からないトムだったが、その敵の潜伏先が分かったので突入すると言われ、訳も分からず付いて行く…。
着いたのはトムもよく知っている建物、ジョーダンが暗殺された場所だった。だが、それは4400センターでは無く、コリアー美術館になっていた。内部を探るうち、トムは自分にしか見えない 開かずの扉 を発見する。ようやく敵を逮捕したトムは支局に戻り、やっと落ち着いてダイアナと話す機会を得るが、やはり4400人の生還者など知らないと言う。生還者であるはずの人たちの状況を調べたトムは、その誰もが行方不明になったりすること無く、普通の人生を送った事を知る。
トムが自宅に戻ると、カイルたちが復帰祝いをしてくれる。ショーンとダニーは仲が良く、ダニーはニッキーと結婚するのだと言う。やはり、この世界は何かが違っている。さらに驚くべきことに、自分がアラーナという女性と再婚していた事が分かる。こんな女は見たこと無いと拒絶するトムを、カイルがもう2年も一緒に暮らしているじゃないかとなだめる。だが2人きりになった時、アラーナは自分もトムには今日初めて会ったと話す。そして、自分は生還者の1人だと。自分たち2人だけが別世界に紛れ込んでしまったと考えたトムとアラーナ。なんとか2人で元の世界に戻ろうと模索するのだが…。
もう戻れないと悟った2人は、この世界で生きて行こうと決心。そして8年が過ぎ、2人はけじめをつけるため結婚式を挙げる。そして2人の人生も順調、トムは支局長に昇進が決まり、美術商であるアラーナはコリアー美術館の役員に選ばれた。アラーナを迎えに久しぶりに美術館を訪れたトムは、あの 開かずの扉 が開いているのに気づくのだった…。
前回の急展開からどうなるかと思ったら、今回は異色編という事で、ストーリー進行は一旦休み。なかなか良い作戦ですね。
アラーナ役のカリーナ・ロンバードは 『Lの世界』 というドラマで人気らしいですね。今後も準レギュラーとして登場します。