プリズン・ブレイク #4.03 – Shut Down

シーズン4 第3話「シャットダウン」

"スキュラ"カードは、あと5枚集めなければ意味が無い。初めからそれを知っていたのかと、ドンに詰め寄るマイケル。とりあえず約束は果たしたと、チーム全員の解放を迫るが、残りの5枚も手に入れなければ、刑務所送りにすると告げられる。マイケルからの説明を受け、ベリックなどは文句を言うが、結局は作戦に参加せざるを得なかった。一方、ドンも"スキュラ"が6枚あるのは初めて知った情報であった。報告を受けた上司は失敗だとみなし、すぐに作戦を中止するようドンに言い渡す…。

一人目のカードホルダー、タックスホーンの"スキュラ"のデータを吸い取った時、ローランド作のブラックホールは、近くにあったPDAのデータも収集していた。その中にあったメールの暗号を解き、午後4時にカードホルダーたちがミーティングを行うことが分かるが、どこに集まるかは不明だった。別のメールに記されていると思われるが、ブラックホールの容量不足で他のメールは記録されていない。ローランドはアナハイムのサーバーセンターに行けば、そのメールを読めるはずだと言う。

サーバーセンターの受付でサラが注意を引きつけている隙に、マイケルとローランドが建物に侵入。サーバールームでデータを引き出しているところに、リンカーンからサラがヤバい状況だと電話が入る。建物の外から受付を見張っていたリンカーンが、サラが怪しまれて受付で引き留められていると言う。サラが逃げるチャンスを作ろうと、火災報知機を鳴らしたマイケルだが、それが失敗だった。非常システムが働き、サーバールームから出られなくなってしまったのだ。しかも、火が回らないよう部屋の空気が排気され、息が出来なくなってしまう…。

リンカーンによって救われ、マイケルとローランドも無事にアジトに戻れた。しかし、せっかく手に入れたメールは、まったく意味の無いものだった。こんな下らないメールのために俺は無駄死にしかけたのかと騒ぎ始めたローランドを、怒ったマホーンが締め上げる。それを見て驚く一同だが、リンカーンだけはマホーンの心情を察していた。少し前、マホーンは密かに元部下のラング捜査官に電話をかけていた。殺された息子の捜査ファイルを手に入れて欲しいと頼んでいたのだ。それを立ち聞きしてしまったリンカーンは、父の仇だと恨んでいたマホーンも、自分と同じく子供を愛する一人の父親だと知ったのだった。

スクレとベリックは、別行動でタックスホーンの動きを監視していた。すると突然そこに捜査官たちが現れ、二人を取り囲む。捕まる寸前、スクレはマイケルにメールを送る。その頃アジトでは、ローランドのパソコンが急に使えなくなった。何かがおかしいと勘付いたマイケルのケータイに届いたメールには一言「逃げろ」と書かれていた。上からの圧力に負けたドンが、作戦の中止を決定したのだ。それは即ち、自分たちは刑務所に送られると言うこと。マイケルたちはアジトを飛び出し、捕らえに来たドンたちを撒いて逃走した。

隠れ逃げながらも、マイケルは意味がないと思われたメールの秘密に気づく。ミーティングの場所を突き止めたマイケルたちは、その現場へと向かうが、追跡してきたドンたちに、一人また一人と捕まってゆく。ただ一人、逃走に成功したマイケルは、ミーティングが行われる発電所に侵入するが…。

一方その頃、ティーバッグはウィスラーの隠れ家に住みつき、快適なひと時を過ごしていた。やがてウィスラーが偽名の一つ、コール・ファイファーという名でゲート社から大金を約束されているのを知る。ゲート社のホワイトという男に連絡を取ってみたティーバッグは、コールとホワイトが実際にはまだ会ったことがないことを知ると、コールに成り済まそうと企むのだった…。

* * * * *

カンパニーの殺し屋ワイアットのことを書くのが抜けてました。今回は最初から最後まで、ずっとベネットにクスリを打って、マイケルたちの居場所を吐かせようとするだけでした。
ドンが結婚指輪をいじっているシーンや妻らしき女性の写真を見ているシーンなんかを見ると、ドンには何か隠された秘密がありそう。
前々回、マホーンの家族は皆殺しにされたと思いましたが、元妻は死んでなかったようです。息子だけが殺されたとのことでした。
ベリックはメキシコに逃亡しようとして、スクレをそそのかしますが…ホント、このオッサンはヘタレ野郎ですね。それに比べてスクレはやっぱいいヤツ。

2 件のコメント

  • いつもこのあらすじを楽しみにしてます
    日本では放送されないし英語力が……なもんでDVDの発売を待つ存在です
    ホントありがたいです

  • リャンメンさん、ありがとうございます。
    日本でDVDが出るのは、いまから半年ぐらい先でしょうか?
    それまでの間、ここであらすじを読んで楽しんで頂ければ、僕もウレシイです。