24: Live Another Day 1:00P.M.-2:00P.M.

『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』第3話

デリックが逃げ込んだパブを特定したジャックだったが、デリックはトイレで殺されており、装置と恋人の姿は見当たらない。裏口から出てみると、そこには金髪のカツラが捨てられていた。デリックの恋人は只者ではなかったのだ。その女が地下鉄に乗ったことが分かり、ジャックは次の駅まで先回りし、同じ列車に乗り込むが、逆に女に気づかれてしまう。ナイフで自分の身を切った女は、ジャックに襲われたと叫び、他の乗客がジャックを取り囲んでいる隙に逃げ出した。地上ではクロエが地下鉄の出口を見張っていたのだが、幸せそうな親子連れの姿を見た瞬間、物思いにふけり、出口から目を離してしまう。女が出口を出たのは、偶然にもちょうどその瞬間であった。合流してきたジャックに、なぜ女が出てきたのに気づかなかったのかと責められるクロエ。クロエは夫と子供のことを思い出してしまったのだと言う。ジャックは知らなかった。クロエの夫と子供が殺されていたことを。そして、その原因が4年前のあの件のせいであることも…。

女の正体を突き止めたクロエから、その名がシモーン・アルハラジだと聞かされたジャックは、暗殺計画の黒幕に気づく。シモーンの母マーゴは名の知れたテロリストであり、その夫は3年前に現在のヘラー大統領の命令による無人飛行機の爆撃で亡くなっていたのだ。その頃、装置を手土産に久々に隠れ家に戻ったシモーンは、家族から温かく迎え入れられていた。しかし、シモーンの夫ナヴィードだけは複雑な表情を浮かべる。任務のためとは言え、妻が他の男と…。さらに気がかりなのは、無人飛行機の爆撃テロにより、無関係の罪も無い人々が巻き添えを食うことであった。

クロエのアジトに戻ったジャックは、ハッカー仲間に協力を仰ぐ。ヘラー大統領に危険を知らせるには、確固たる証拠が必要であると。そして、基地からアメリカ大使館に移送されたタナー、無人飛行機を遠隔操作していた軍人に会うため、偽のIDカードを作らせ、大使館へと向かう。

一方、ジャックとクロエを逃してしまったCIAのケイト捜査官は、ジャックたちと争っていたギャングたちを脅し、デリックという男を匿っていたこと、デリックが無人飛行機やタナーという男のことで何かを企んでいたことを白状させる。タナーが誤爆事故の容疑者だと知ったケイトは、ジャックが同じことを考えているとは知らないものの、やはりタナーに事情を聞くべく、アメリカ大使館へと向かうのだった。

部下から、ジャックをロシアに引き渡す書類を受け取る主席補佐官マーク。ヘラー大統領の署名が必要だと念を押されるが、そんなことは意に介さず、部下がいなくなった隙に、大統領の筆跡を真似て署名を済ませた。そして、ヘラー大統領は娘オードリーの心配をよそにイギリス議会の壇上に登るが、次々と罵声を浴びせられ、言葉を失ってしまう。

アメリカ大使館に着いたジャックは、門番にIDカードを手渡すが、エラーが出て通してもらえない。それもそのはず、ハッカー集団のボスであるエイドリアンが、クロエにもバレないよう、IDカードの情報を書き換え、ジャックが捕まるよう仕組んでいたのだ。エイドリアンの裏切りに気づいたクロエが、ジャックに逃げるよう指示したその時、同じく大使館に到着したケイト捜査官がジャックの姿に気づいた…。

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